書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

さあ、京都へ

その前に、奈良へ。一ヶ寺目は興福寺。の、南円堂。西国三十三所は観音様の礼状霊場です。興福寺はたくさんのお堂がありますが、南円堂におまつりされている観音様が、札所になっています。今回の下見の旅で毎回ネックとなるのが、駐車場。南円堂では近くのコインパーキングにうまいこと駐車することが出来ました。朝6時出発、南円堂には9時過ぎに到着していますからね。混雑するとしてもまだまだこれからなのでしょう、さすがに。

地図を広げると、すぐ近くには東大寺。昨年の夏には家族で東大寺へお参りに来ました。その時には近隣の駐車場は満車ばかりで、うまいこと空いたタイミングで通りかかった駐車場にとまれた、というような具合でした。それを思うと、今回は非常にスムーズ。

その後は大阪府内の札所を経由して、午後からはいよいよ京都です。京都も駐車場がねぇ…観光客の人数も桁違いです。我々も観光客みたいなものですが。

それでも思ったよりも速いペースでスケジュールをこなしていて、明日訪問予定の清水寺まで今日のうちに下見を済ませることが出来ました。これは大きい。今回の旅で、一番時間を要するお寺でしたから、明日の日程にかなり余裕が持てるようになります。それにしても清水寺は、やはり観光客数がものすごいですね。京都の中でも別世界なのでは。それでも、拝観料が必要なのは舞台のある本堂のみ。他の境内は自由散策できるんです。入り口で拝観料が必要なイメージが強い京都のお寺ですが、そこまでがめつくは無いのですね。(文化財をたくさん抱えるお寺が多いですから、その維持のためにもお金が必要なのは理解しています…)

最も、札所本尊たる観音様は、拝観料を納めた先にいらっしゃるのでありますが。

ここは堂内工事中のためなのか、元々なのか、それとも人が多いからなのか、ちょっと暗いんですよ。ビデオを撮ってきましたが、おそらく暗所ノイズだらけの映像になっていると思います。使い物になるかなぁ。

その後はホテルへ入り、休息です。リラックス気分で夕食を。隣寺のご住職、来月の本番には参加費を払ってお手伝いをしてもらいます。ですから今回の下見の費用は全部正太寺で持たせてもらってます。札所での読経も彼にやってもらいますし、本当なら逆に謝礼を払わなきゃならないぐらいなんですけど、毎回快く参加してくれてます。本当に感謝。せめて今夜ぐらいはゆっくりしてください。

明日はホテルの周辺の札所を、自転車で巡ります。どの札所も近隣にコインパーキングがあったり、自前の駐車場があったりしますが、コインパーキングも3台ぐらいしか止められないようなところが多く、とても確実に車をおけるという気持ちになれなかったのです。自転車なら問題無いですからね。ホテルの宿泊プランにレンタサイクル付きのものがあったので、そちらをお願いしました。チェックインの際にも確認がありまして、自転車受け取りの方法も教えてもらってばっちりです。

京都の、それも中心部を自転車で走り機会なんて、おそらく最初で最後です。そういう意味でも、楽しみです。