書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

坂東三十三観音巡り 第一回二日目

鎌倉市内の札所を巡り、東京湾フェリーに乗って、もう1ヶ寺を参拝。そして南房総のホテルで宿泊という本日のコース。昨日と比べると階段を多く登るお寺が出てきましたが、みなさん口々に西国のお寺を思えばなんてことはないと言いながら、軽快に登って行きました。頼もしいです。

三日間の中で、最も栄えている鎌倉の長谷寺さんも、本日参拝。日本人よりも外国人の方が多い大変なアウェー感漂う中、9mを越える高さの本尊十一面観世音菩薩の前で御経を上げてきました。京都の清水寺の時もそうだったのですけれど、お経が始まると一帯がとても静かになります。注目をされているかもしれないと緊張感と、大切に見守ってもらえているという嬉しさとが同時にこみ上げてくる感覚を味わえます。

心配していたフェリーの時間にも十分に間に合いました。久里浜港に着いたのは予定よりも少し早く着き過ぎたぐらい。当てが外れたのが、ターミナルの売店が思いの外小規模だったこと。閉店時間も早く、平日は15時。15時25分発のフェリーでしたので、閉店後しばらくは、バスに乗って待っているしかありませんでした。待合室はありますが、バスの座席の方がしっかりしてますからねぇ。

到着港となる金谷港はには下見の際には出発港として立ち寄ったのですが、お土産売り場も広く、いろんなものが並んでいました。確か16時台船に乗ったので、閉店時間もずっと遅かったはずです。房総に渡る人と、神奈川に渡る人で、利用客の数が全然違うのでしょうか。需要がなければ供給されないのは当然となる仕組みの上で暮らしてますからね…

夜は宴会。カラオケは一応用意したものの、今回は誰も歌いませんでした。好きな方も何人がいるのを知っていますが、歌いたくない人もいることを知っています。今日はその面では静かでしたが、おしゃべりには大変に花が咲いて、中締めをするのが申し訳ないぐらいでした。楽しかったです。

明日は三ヶ寺だけですが、移動距離は1時間ぐらいずつ離れています。隣寺和尚は明日の朝、葬儀のために早退するので、1人であれこれ切り盛りしなくてはなりません。添乗員さんとガイドさんがいてくれますので、誘導や細々としたことはいいのですが、お参りのシーンでは頼り相手がいません。ちょっと心配ですが、頑張ります。