書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

坂東三十三観音巡礼スタート

全4回に分けて催行する予定の坂東三十三観音巡礼が、いよいよ本日スタートです。まずは第一回目、神奈川県内と千葉県内の札所を二泊三日で巡ります。

6時半に正太寺を出発したバスは、複数箇所で参加者を乗せながら、高速道路へ入り、一眠りする間に神奈川県内へ。渾身の札所紹介DVDは、バスのDVDプレーヤーと相性が悪かったようで、後半はブロックノイズが出ながらの上映となってしまいました。大変残念。

今回のバスはビデオ入力端子がついていましたので、HDMIから変換するダウンスキャンコンバーターを持ってくればプレーヤーとの相性問題は回避できたのですが、過去三回の上映で失敗したことはなかったものですから、油断していました。バス会社さんも3回目なので、多分同じ世代のバスとプレーヤーで今まで出来ているはずなんですけれども。

失敗してしまったものは仕方ありません。次回はDVDと、ダウンスキャンコンバーターなど必要機材も持ち込もうと思います。一通り持ってるんですよ。色々必要があって。ダウンスキャンコンバーターには電源が必要なのですが、モバイルバッテリーからの出力で足りるのかな。多分、持っているのと思われるのと同じ製品の説明に、5V1AのACアダプタを使えと書いてあるので、それなら余裕で足ります。一度試してみないといけないですけれど。

隣寺和尚が持ち込んだスライドショーのDVDはバッチリでした。なんで私のばっかり。

それ以外はトラブルもなく、今は中華街に隣接するホテルで休息中です。近辺ではやや高級ホテルよりのポジションを取っているようで、ルームサービスもありますし、結婚式も行えるようなホテルです。ただ、室内設備は最近のビジネスホテルに負けてしまっています。この辺りのアンバランスさの解消には、まだしばらく時間がかかるのでしょうか。ビジネスホテルよりも良い点は、部屋が少し広いのと、壁が少し厚いかな、ということでしょう。私と隣寺和尚のツインベットルームはエレベーターホール隣接なので、もし唯一の隣部屋が空いているとしたら、壁が厚いかもというのも幻想になってしまいますけれど。あっ、ネットの速度は速いみたい。

作務衣しか持ってこなかったので、中華街をご飯を求めて彷徨うのもなんだか良くない気がして、せっかく用意されているルームサービスを利用しました。普通ルームサービスというと割高感があるのですが、ホテル内にある重慶飯店が届けてくれる中華料理に限っては、周囲の中華料理屋と比べても割高感がありません。料理長おすすめのお試しミニコースは、品数の割に安いと感じるほどです。というわけで、それを選択。美味しくいただきました。

こうしたところはビジネスホテルには無いメリットと思うのですが、ビジネスホテルでも近所の居酒屋がデリバリーしてくれるサービスがあったりとか、擬似ルームサービスが提供される場合がありますからね、ホテル業界の競争は激しいです。

西国の札所と比べて小規模なお寺が多いのですが、参加の皆さんからは不満は一切聞かれません。お参りに集中しているのがよくわかります。さすが、バスでの旅とはいえ西国を結願した方々です。ちゃんと旅の目的を認識してらっしゃる。赤字にまみれながらも巡礼を続けてきてよかったと思えました。

明日は鎌倉を巡り、東京湾を渡っていよいよ房総半島へ至ります。安全第一で参りましょう。