書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記・お寺日記

あんまりやりたくない仕事というのはあるもので。


半日別の仕事に逃げつつ、最終的に自分の得意な分野で解決する方法を見つけ出して仕事を終えました。


お寺に戻ると、朝から仕事をしていた大工さんが帰るところでした。庫裏の一部に畳が酷く傷んでいたところが有り、合わせて8畳分の横に長いそのスペースを、フローリングに替えてもらったのです。


すでに住職が掃除機をかけるなど、現場の片付けを始めていました。バッグをしまっている間に掃除は終わったので、家具の運搬に取りかかることにしました。


フローリングに替えたエリアは、建物の間取りから想像するに、本来なら縁側になる部分に思えます。そうであれば最初から床であるべきだと思うのですが、なぜか畳だったのです。それも縁の無い畳。おしゃれですよね。もう何十年使ったか分からないぐらいにふにゃふにゃで隙間だらけでしたけれど。


間取り的には縁側になるそのエリアは、今までは食器棚や箪笥が収められていました。箪笥が入る前は私と妹の勉強机が存在していました。幅が一畳分あるので、けっこうなスペースなのです。


フローリングになったことで、食器棚も箪笥も安定しました。着物をしまうために、箪笥も二棹あるんです。夕方でしたが、まだまだ暑い。住職と汗だくになって運びました。


1時間はかからずに作業は終了。思ったよりもあっさりとそれぞれが元の場所に収まって、でもそして足下はまだピカピカの床で気持ちいいのです。


このエリアは、庫裏の中を移動する際の導線にもかかっています。わずか一畳分通過するだけなのですが、その一畳分がいままでグニャッとしたのに、がちっとしているので、とても違和感があります。しばらくは膝が対応できなくて、ガクガクになりそうです。


でも、綺麗な床は良いですね。これで当分は、安心して暮らせます。