書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

焼け後があるらしい

正太寺のある宇津山の山頂に、何かを燃やした形跡があると知らされました。私は夜分に帰宅してそれを知らされたので、まだこの目で確認はしていないのですが、八畳間ほどの範囲に焦げ後があり、飛び火したのか点々と小さな焦げ後もあるようです。


さらには大きなビニール袋にゴミが入れられて放置されていたとのこと。今までこんなことはなかったのですが・・・


とりあえずは明日にも駐在さんに連絡して、善後策を練ることにしますが、八畳間ほどの範囲と言えばかなりの広さです。よく山全体に燃え広がらなかったものだと思います。山火事になったら、そんな簡単には消せませんからね。火の粉が飛んでくれば正太寺の建物も万一ということがあります。この乾燥した季節になんと危険なことをした人がいるものだと。


夜になれば人目につきにくいところではありますが、モラルが底についた人が、近隣にいると言うことですね。地理や状況を把握していると言うことですから、せいぜい隣の市までが、燃やした人の居住エリアか勤務エリアと言うことです。仕事で請け負った産廃なのか、家庭ゴミが大量に出て困ったのか分かりませんが。家庭ゴミなら自治体の処分場で無料で引き受けてくれるはずですが・・・事業系のゴミでも湖西市ならば10Kgあたり50円だかですよ。それも支払えないというなら、不法行為をするまえに、為すべき事があるでしょう。


あぁ、日記に書いているうちにどんどんと感情が高ぶってきました。だって、お寺の建物まで被害を被りかねない事態です。お寺は我々住職やその家族の物ではありません。名義は宗教法人になっているとはいえ、お檀家さんのものです。お檀家さんの支えなくしては維持することすら難しいのですから。それを、焼失しかねない事態です。黙ってはいられません。


夜の見回りもしなくてはなりませんでしょうか。なんとも、悲しい事態です。