書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

僧侶もお金の事を考えざるをえない時代

少し前まで、クレジットカードの話題を何度か書きました。僧侶もお寺から給料を貰って生計を立てる現代。お金の事に無頓着では居られません。


お釈迦様の時代は、お金を持つなんてとんでもないことでした。修行に必要な最低限の物以外、あらゆる物を捨てて修行に専念する事が求められていました。


時は流れ、現代。
職業欄に僧侶、なんて書く時代です。書きたくなくても、他に書くべき名称がないので。


出家僧侶が、社会のまっただ中に入り込んで、一般の人たちと同じところから布教をしようと思い立った段階で、現代僧侶の抱える問題は宿命となっていたはずです。


逃れられないし、逃れる気もないので、ちゃんと社会と寄り添って歩むべく、クレジットカードの使い方についても研究を怠らない、というわけなのですよ。こわいですからね、カードは。


お金を持つ事。家庭を持つ事。何かを手にすると、悩み苦しみが増えていきます。まさにお釈迦様がおっしゃるとおり。でも、そうした中にまみれてなお、まっすぐ歩く生き方を身をもって示すというのも、良い布教だと思っています。


今はまだとても目標にしてもらえない生き方ではありますが、いつか必ず、背筋シャキッとして示せるように、がんばって参ります。


・・・とりあえず今は、勢いで申し込んだアメックスグリーンの審査結果が気になっております。