書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

葬儀

およそ三ヶ月ぶりの葬儀でした。24日の夜に短い旅から戻り、そのまま葬儀の支度に取り掛かり、昨日は法事のあと食事にご一緒させていただき、少し休憩を挟んでお通夜。そして今日、1日ご葬儀をお勤めして、夕方戻ると子どもたちのUNOの誘いを断ってそのままベッドへバタンでした。

私にはちょっとしんどいスケジュールでしたが、なんとかやりきることが出来ました。体を鍛えたら、精神的な疲労も抑制されるんでしょうか。それともあまり関係ないのか。体の疲労の部分はさほど多くはないと思うので、主には精神的な疲労だと思うんですよ。人前に出るというのは、気を張り続けることになるので、それが一番しんどいです。

馴染みの司会者さんにも「正太寺さんでもストレスあるんですか?」と普通に聞いたら失礼に取られかねないことを言われてしまったのですが(それでも失礼には取らないから馴染みなんです)、ストレスあるんです。気が小さいんです。

葬儀や法事を勤める現代の僧侶には向いていないんですよ。修行に専念していた昔の僧侶の方が向いていたと思います。今みたいに理不尽な場面も少なかったと思うし。

そういえば、修行中の理不尽シーンも最近はだいぶ減っているようで、驚かされます。とても良い事です。ちゃんと修行に集中できるという事ですから。自分の受けた理不尽な扱いを後進に連鎖させずに、良い環境が取り戻せたなんて、素晴らしいです。私は本山での修行に満足してすぐに戻ってきてしまいましたから、その点あまり申し上げる立場にないんですけれど。

晩御飯を美味しく食べて元気復活したので、夜にはまた事務仕事を!と思いましたが、机に向かったらとても眠くてどうにもならず、この日記は後日書くことになるような有様でした。用意したコーヒーがほとんど減らなかったんですからよっぽどです。

明日は宗務所へ出勤します。最近書記さんが忙しいので、少し何か手伝いをするようなシーンがあれば手伝おうかなと思いますが、宗務所報の原稿が全然はかどらずにいるのでそんな心の余裕はないかもしれません。そしたらごめんなさいねー