書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

得度式と人権擁護推進委員会

先日打ち合わせをした得度式が、本日厳修されました。役員さん方の参列もあり、適度な緊張感の漂う中での、良い得度式だったと思います。法事よりも緊張しないのはなんでかなぁ。

私自身が得度をしたのは小学五年生の時ですから、どんな心境だったのかは全然覚えていません。参列者が少なかったのは覚えています。兄たちの時には役員さん勢揃いでの得度式だったようですが、私の時には総代さんだけで、しかも夜。私を得度させる気は無かったと師匠が言うぐらいですから、極力控えめな儀式にしたようです。

ただ、儀式自体には手を抜かない師匠のこと。やることはきっちりとやったんだろうなぁ。

そんなことを思い出しながらの得度式でした。無事に終わり、新しい僧侶が誕生しました。おめでとうございます。秋には修行に行く予定になっているそうで、どんな修行生活を送るのか、どんな僧侶に成長してくるのか、楽しみです。

終わり次第お寺に戻り、荷物を持ち替えて浜松まで移動です。15時から得度式でしたが、17時半から宗務所人権擁護推進委員会 が開かれます。得度式を終えて帰路に着いたのが16時半ごろ。改めて支度を整えて出発したのが17時過ぎ。うん、予定通り開始に間に合わない。

レジュメから考えると1時間は委員会に要するはずなので、終わるまでには着けるはず。終わり次第食事が用意されているのですが、さすがに委員会にチラとも出ずに食事だけ食べるのは、職員として気が引けます。夕方の混雑を心配しながら出かけましたが、さほどでもなく、だいたいいつも通り1時間で到着できました。委員会にも30分近く出席できたので、いい塩梅です。

人権擁護推進委員会は、宗務所職員と、教区長さん、布教師・教化指導員部会と梅花講師部会の代表者1名から構成されています。宗務所を終えた後、私はどの部会にも所属する予定はありませんので、この委員会に出ることはこの先当分ありません。12年間続きましたから、なんだか感慨深いですね。

外に出て、浜松の街の雰囲気を感じながら駐車場へ。こんな中歩くのも、宗務所を終えたらそうそう無いだろうなぁと思いつつ、帰路につくのでした。