書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

勤めを果たすべし

嫁さんはだいぶ回復。熱も平熱に近づきました。ただ、解熱後2日間はまだウィルスを保持していると言うことなので、外に出るわけにも行かず、部屋からもなるべく出ないようにしている状態です。


今日はお年忌もありましたので、病み上がり気味の嫁さんに子どもたちを任せてしっかり勤めを果たしてきました。


ま、そもそも、ほとんど解熱状態ですので、私の出番はほとんど無くなっているのですけどね。無理してこじらすことのないように朝ご飯の準備をしているぐらいです。嫁さん、丈夫。


それにしても毎度こういうケースでは考えさせられます。両親と同居しているものの、お寺も言うなれば自営業ですから、仕事の忙しいときには頼ることが出来ないわけです。


お年忌1つとっても、お寺参りを受け入れる支度をしたり、お茶出しの準備、実際のお茶出し、その後の片付け、と枚挙にいとまがありません。


そして、お年忌というのは終わるのがだいたいお昼頃になります。世の母親にとって、忙しい時間です。これが病中となれば、誰かに手伝ってもらいたくなるわけですが、お年忌に追われて手伝うことはほぼ無理。


たぶん、ご商売をされているお宅では、きっと同じ思いをされていることでしょう。私の想像力が及ばないだけで、他にも同じ境遇の方が大勢いらっしゃることでしょう。


体をこわしたときに子どもたちの面倒を見てもらえるのは、二世帯同居の大きなメリットです。そのメリットが、時としてさっぱり活かされないのは、残念です。仕方のないこととは言え。


乗り越えなきゃならないんですよね。後数年すれば、長女が弟妹たちの面倒を本格的に見始めることでしょう。それまでがんばればいいのです。あとちょっとです。嫁さんにはグッと踏ん張ってもらって、私も私で、ぶれることなく、勤めを果たしていきたいと思います。