書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お年忌は少なめな長月

今月はお年忌が少なめです。昨日はありましたが、今日は無し。明日も無し。来週も予定が入っていません。宗務所が忙しいので、体への負担を考えればありがたいことですが、お寺の収入を考えたら不安がいっぱいです。


お檀家の皆さんであれば、お年忌のお布施がいくらぐらいか、おおむね検討が付くと思います。正太寺がひと月にお勤めするお年忌の数は、土日に2件ずつあったとしても、16件。実際にはそんなことはありません。毎週末で2件とすると、半分になって8件。お葬式がなければ、お寺の基本的な収入はこれだけなわけです。お年忌が少ないなんて、死活問題です。


そうはいっても用もないのにお年忌はお勤めしませんからね。仕方ありません。


方々のお寺では、月経というお勤めをしています。ご先祖様の命日を迎えるお檀家さん宅へ伺って、ご供養のお勤めをするのです。詳しく聞いたことはありませんが、たぶん三十三回忌を迎えるまでが目安でしょうか。お布施はたぶんお盆のお経と同じぐらい。檀家軒数の少ないお寺で行っていることが多いので、やはりひと月の収入として考えると、大きな額ではありません。住職の給料が出ればいい方です。


湖西市の多くのお寺では、副業を持っています。兼業といった方が適切でしょうか。兼業の方が主たる収入になっているケースも多いです。地方のお寺の大半では、そうしてなんとかお寺を運営しています。


ところで、何でこんな話になってしまったかと言いますと、Yahoo!知恵袋でこんな投稿を見かけたからです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1113080331
豪遊しているお坊さんの話です。


もう、こんなの嫌。
こういうお寺を狙い撃ちして税務調査にどんどん入って欲しいな・・・