書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

さて、帰宅

花火観覧のためのお在所滞在から帰宅しました。ちょっとしたお休み気分でしたが、明日からは通常営業です。宗務所行って、今週はさらにもう一回宗務所行って、木曜にボランティアサークルの定例会があって、あ、でも、今週の確定してる予定はそんなものかな。平和だ。


久しぶりにボランティアの話でもしましょうか。


私が参加しているのは「+たまご」という名前の、主に知的障がいを持った人たち(年齢問わず)に、いろんなイベントを企画運営している団体です。設立メンバーですし、当初から社会人であり、生活環境の変化が少ないために息の長い活動が見込まれるメンバーでもありました。


他のボランティアの場合は、こと湖西市に限ると、だいたい50歳代以上の方のサークルが、息の長い活動をしています。例外は、図書館ボランティアのトマト(ひらがな表記だったかも)さんとどんぐりさんぐらいかな。どんぐりさんは何ボランティアと呼べばいいのだ・・・


点訳、録音などなど、活動開始当時は若かったメンバーも、長く活動するにつれ人間ですからどうしても年を取ります。そして悲しいかな湖西市は、新しいメンバーが入りづらい雰囲気があります。入りづらいよりも先に、芽生えてこない、といった方が良いかも。せっかく既存のサークルがあるのに、そこに参加するという選択肢が挙がりにくいというのもありますね。


社会福祉協議会社協)はことあるごとに既存サークルの宣伝をしてくれますが、なぜか新メンバー加入になかなか結びつかないのです。かえって流動性の高い社協主催のボランティア活動の方が(切手整理とか)、人員の入れ替わりが頻繁で新鮮だったりします。


そしてまあ、+たまごも同じように、若いメンバーで設立したのに、今では活発に動けるメンバーの平均年齢は30歳代。人員も5人程度まで減少して、そこで落ち着いてしまいました。何かあるたびに新規加入を呼びかけますが、うまく功を奏しません。


最近はですね、高校生が数名、参加したいと言ってくれているのですが、定例会開催が平日夜間というのがネックとなって、なかなか出席出来ないという状態です。こことても厳しいところ。高校生が部活をやるような時間帯であれば、今ではボランティア部なんてものもありますからね、部活動の一環として定例会に出席する、というのも学校との話し合いで提案していけるのですが、既存メンバーが、本当に多忙でして、とてもそうした時間帯には開催出来ません。全員社会人ですしね。私ぐらいですよ、その時間に動こうとして実現出来るのは。


やりようがないわけではありません。私が間に入って、部活の時間に学校に行って定例会高校生版、それ中身を持ち帰って通常の定例会、その中身を持ち帰って高校生版、と。部活の時間でなくても、土日の昼間とかね。・・・・いや、土日の昼間は、仕事がたまたま無ければ家族サービスに振り分けねば・・・ここでね、家族を犠牲にしなくては成せる物も成せないなどという言い訳はしたくないのです。ただでさえ、僧侶という存在が家族を持っている時点で大逆行してるんです。100年前なら破戒僧ですよ。今更中途半端にそんなところでストイックになっても説得力ありません。やるならとことん。


と、ここから数行、家族を犠牲云々について誤解の無いようにいろいろ書き連ねたのですが、長くなりすぎたのでばっさり削除して本題に戻ります。


ボランティアサークルの活性化については、正直手詰まりです。何か方法があれば他の所がすでに活気づいているはずですが、一時停滞したところがそこまで盛り返しているという事例も、耳にしません。


新聞広告でもいれようかな・・・
まずはお寺の黒板にメンバー募集のチラシを張り出そうかな。夜間の定例会であっても、お寺経由で情報を得てのサークルだったら、なんだか信頼度高そうじゃないですか、保護者的に。ダメですかねぇ。