書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

明日、Macが来るんです

絶賛愛用中のMacBook Proの排熱ファンが異音を発生しだして早数ヶ月。日を重ねる事に異音がパワーアップしてきました。しばらく使っていると音が落ち着いてくるのでごまかしがきくのですが、しかし、いつ壊れるのかと心配でなりません。


壊れてから代替機を購入すれば良い、というほどにはのんびりとした仕事をしていませんので、いよいよ代替機の購入をすべく、立ち上がりました。


機種選定は数分で終わりました。Macでなくてはなりませんので、選択肢はそれほど多くありません。非光沢ディスプレイが選べるノート型で、手の届く範囲となると、現在と同じMacBook Proの15インチモデルしかありません。


そして仕様選定です。CPU、メモリ、HDDなど、多少仕様がいじれますので、長期間使えるようにそこそこ高機能、でも価格は抑えて、という当たり前の法則に沿って調整します。このあたりは、今まで培ってきた知識を活かした勘の世界ですね。


仕様選定が終わり、オンラインのアップルストアでカートに入れるボタンを押すまでに、なんと8時間ほどかかりました。安くない買い物ですから、いくら必要な物であっても、買うのに躊躇してしまいます。


もしかしたらまだまだ壊れないかもしれないし。
明日電源を入れたときには直っているかもしれないし。


踏みとどまる理由が頭をちらついて、「もしも明日壊れてしまったら」という重大な懸念事項をかき消してしまいます。


最終的には師匠に相談して「必要な物を買わないでどうする」と言われて、思い切ることが出来ました。お釈迦様の頃の僧侶と違い、現代の僧侶はお布施という形でお金を頂いています。そして、お寺を護持するためにその使途を選択する必要があります。余分な悩みを抱えているような気もしますね。


そうして注文したMacが、明日届くのです。Macの初期設定というのはものの1、2分で終わるのですが、それよりも現在構築されている環境を作り直す方が大変です。いや、単純に時間がかかると言うべき。


昨年初頭にハードディスクが突如壊れた経験を活かして、現在は常時バックアップが作動するようになっています。Mac標準機能ですので、本体付属のDVDから起動してメニューから選択するだけで、バックアップしたデータを使って新しいMacに今のMacの中身をそっくりそのまま作り出すことが出来ます。この作業に、おおよそ6時間ほどはかかると予想しています。


午前中におそらく届くのですが、夕方の早い時間には嫁さんのお在所へ移動する予定です。となると、たぶん、届いてすぐに環境構築作業に入っても、出かけるまでに終わらない可能性が高いです。お正月休みと称して2泊する予定ですので、せっかく新しいMacが届いても、なんにも手を付けられないという状態。


お正月休みですから仕事用の機械を触らなくたって良いのですが、私の場合はパソコンという機械が好きですから、仕事用はもとより、他人のパソコンの初期設定をするのさえ楽しみなのです。それがすぐに行えないというのはなんとももどかしい。


もっとも、Macが新しくなったところで、仕事の内容は変わりません。ただ、速度がかなり速くなるはずですので、効率は上がるはず。そして、動画編集に係る時間が短縮されるので、ちょっと撮影したお寺の行持の様子を編集して、公開することも割合楽に出来るようになるはずです。早くこれをやりたかったのですが、読み込みだけでも時間がかかってしまうので、どうしても後回しになってしまっていたのでした。


これでそういう言い訳も出来無くなりますから、動画による正太寺のアピールもしていきたいと思います。やはり、動く絵は、分かりやすいですよ。


そんなわけで。
もどかしさと楽しみと、複雑な感情が同居している今夜の副住職でした。今のMacも、元は取れるぐらい使い込みました。お寺の場合は単純に収入に繋がらないので評価はしづらいですが、今度のMacも同じように、いやもっともっと、使い込んでいこうと思います。愛着の持てる道具として。