書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

若三会(勉強会)にて、法要の練習

湖西市新居町曹洞宗寺院の若手僧侶で構成される勉強会、若三会が今夜開かれました。テーマは歎仏会。たくさんの仏様を讃え、ご供養する法要です。大勢の僧侶がいないと出来ないため、修行道場に指定されているようなお寺でなければ、なかなか目にすることの出来ない法要です。


湖西市新居町にはそうしたお寺もなく、また曹洞宗の寺院数もトータルで19ヶ寺と、少ないです。全員が一同に集まることが出来れば出来ないこともないのですが、多くの方が他の仕事をしながらお寺を支えているため、そもそも練習の時間がとれません。


しかし、そうは言っても何も知らないでいるわけにもいきません。私のように宗務所単位で構成される青年会に顔を出せるだけの時間があれば、青年会での研修で勉強をすることが出来ますが・・・


そんなわけで、毎月一回集まって勉強をしている若三会で、歎仏を勉強しようじゃないかということになりました。若三会に出席出来るメンバーは、多くても10人足らず。歎仏会を行うには少々人手が足りないのですが、今はまだ法要自体を行うことが目的ではなく、法要の中身をみんなが理解して、どこか別の地域で参加することになっても戸惑わないように、というのが目的なので、法要を細かく区切って、確認しながら勉強を進めていきました。


ただ、一番難しいのは主賛という役です。歎仏会ではたくさんの声明を唱えますが、それをメインで引っ張っていく役です。節の表記がそもそも感性に訴えかけるような難しい書き方がされているので、節通りに唱えるのが一番難しいのです。どこかで習っても、教えてくれる人によって微妙に違うんですから困ったものです。


こればっかりは、正しい節回しを耳で覚えて、体に叩き込むしかありません。一通り法要の理解が出来たら、今度はみんなで声を出して声明の練習になるのかな。楽しみです。きれいな声明を、やってみたいです。