書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

今日は決算所会。所会議員たる教区長さん方に、20年度の決算報告をし、了承をいただくのが目的です。了承いただいた決算報告は宗務庁へ提出され、そこで承認されてようやく、20年度の決算が正式に確定することになります。なかなか面倒。


まあでも、予算と思えば会議はスムーズです。金額自体は予算所会で承認されているわけですので、増減の大きいところだけを説明して了承が得られればよしです。決算所会に先立ち、監査会も行われていて、そこで収入支出について見ていただいてるので、いかがわしい箇所もありません。そもそも、そんなお金の使い方はされていないはずですし。


強いて言えば書記が購入した消耗品のたぐいで引っかかる物が無ければ、というぐらい。すべて宗務所内で消耗する物ばかりですので、疑問を抱かれるような物はないはずですが。


つまりはまあ、決算報告の数字が、書類作成時のミスでとんでもなくおかしくなければ良いわけです。先週の職員会議で全員で確認をしていますから、そのミスもあり得ません。結果は、あっさりと了承していただけました。


他には、梅花流詠参加奉詠大会が、宗務庁としても取り止めることを決定した旨の報告などが議題でした。今年度の計画をそのまんま来年度実施することになったようです。まあ、そうですわな。


新型インフルエンザの影響で中止を決定したわけですが、そのインフルエンザ、着実に感染地域を広げています。この分だと、日本中、ほとんど至る所で感染者が発生することになりそうです。ただし、今のところは簡単に死に至るような毒性ではありませんから、冷静に対応し、医師の処置を受ければほとんど心配ありません。発熱してから如何に速くタミフルを飲むか、ですね。あとは普段から体力の維持・向上を心がけておくこと。当然ながら、うがい・手洗い・マスク装着の励行。


季節性インフルエンザの時には、未成年者にはタミフルを投与しないことに医師会で方針づけているようですが(厚労省の通達でしたっけ?)、新型の場合はどうしているのでしょうか。そして今後は。


今日テレビを見ていたら、今回の新型インフルエンザは、自然に治る病気であるという専門家の発言がありました。もちろん季節性インフルエンザ感染時と同様に、安静にするなどの対応が前提ではありますが。しかし、先進国であるアメリカでも死者が出ています。貧困層に位置づけられる方で早期の治療を受けられなかったのかと思えば、とてもそうは思えない学校の副校長の方が亡くなっていたりと、本当に確実に自然に治るのかと、不安はぬぐいきれません。


マスコミには是非、その取材力を活かして、季節性インフルエンザと同程度という弱毒性新型インフルエンザで、なぜ死に至ってしまったのか、までも報道していただきたいと思います。(もっとも、季節性インフルエンザでも毎年かなりの数の方が亡くなられているという事実もあるわけですが)