書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

新型インフルエンザが兵庫、大阪で感染が拡大しているため、今月27、28日に予定されている曹洞宗梅花流全国奉詠大会の開催をするかしないか、明日宗務庁で検討会議が開かれるようです。宗務所にも午後になり、アンケートがFAXされてきました。緊急のため、明日11時までに返信をしてくれと書いてありました。


緊急ならアンケートなど採らずに今日にでも決断を下したらどうなのかと思うわけですが。


症状は季節性インフルエンザと同程度と思われますが、感染力は強めに感じます。奉詠大会の会場は大阪市USJの近くの舞洲アリーナです。すでに発熱の症状が発生している人は大勢いるようですから、確認が取れ次第、新型インフルエンザへの感染者として数字が上積みされていくことでしょう。現在は100人程度ということになっていますが、実際には何人になるのか。


今のところ国内の患者さんは重篤化された方はいないようで何よりなのですが、とはいえ、全国奉詠大会は1万人規模の大会です。わざわざ感染する可能性のある場所に、全国から1万人も集めて大会をやる意義は見出せません。参加した1万人だけの問題で済めばいいですが、そこからまた感染が広がっていくのですから、影響は甚大です。


私の所属する静岡第四宗務所では、宗務庁の決定を待たずに、参加を取り止めることにしました。参加される梅花講を持つお寺さんからも、キャンセルしたいという意見も出ていましたし、職員としても、感染した場合に責任の取りようがありません。


そんなわけで、参加される梅花講へ、取り止めを告げるFAXを一斉送信。暇だったらWILLCOM D4でちょっと遊ぼうかと企んで持ち込んでいたのですが、一度も起動することなく一日が終わりました。でも、懸案だった全国大会への参加問題が解決されて、すっきりしましたよ。