書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お盆が近づいて参りました

時間の神様に一日を18時間ぐらいに減らされてるんじゃって思うほどに、一日があっという間に過ぎていきます。特に娘を寝付かせながら一緒に寝ちゃったときは、実際に1時間ばかし減らされちゃってるわけですね。時には2時間とか。ダメ父親。嫁さんは滅多に一緒に寝ちゃうことはなくて、昼寝の間にいろんな用を片付けていました。すごいものです。


一年という単位で見ても、そろそろ6月も終わりが見えてきました。一年の半分が過ぎようとしています。毎度のことですが、まだ2008年という響き、そして平成20年という響きがしっくり来ません。それなのに、半年が過ぎていく。7月になれば、夏休みの足音が聞こえてくるんでしょうね、子どもたちには。うらやましいなぁ。私はお盆のおときの足音が聞こえてきてますよ、すでに。


7月にお盆を迎える地域の和尚様方は、すでに憂鬱な状態になっているようです。お檀家さんが多くいらっしゃるお寺では、すでにお盆のお経に回っているそうです。正太寺は住職、副住職と二人体制ですので、お陰様で8月に入ってからお経に回れば間に合います。しかしそれでも過酷な時期です。一年で一番暑い時期に、あの格好で外を歩き回り、お檀家さんの視線を受けながら、お経を読み続けるのは、肉体的にも精神的にもまさに修行。私は何事にもおおらかな対応をするように周囲からは見られているようですが、それはこうしたところから養われているのかもしれません。


お経を読んで回るのは、好きなんですよ。いろんなお話も出来ますし。しかしそこに、体へのダメージと、時間的制約が伴うのが、とても苦痛なのです。膝が丈夫で、枯れない喉を持ち、いくらでもお話をする時間があったなら、どれほど楽しいことでしょう。せめて喉はもっと強くしたいなぁ。