書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

旧盆も終わりを告げて

現在8月15日の20:39。ほんの数年前であれば、疲れ切った体に鞭打って、門前に檀家さんが持ち寄ったお精霊様の御供養をし終えて、ようやく終わった・・・と死にかけていた頃です。文字通り。

揺れる脳みそに明日の片付けの時間を印象付けて朝起きてからのルーチンを確認し、もう何もする気が起きないよ、となりながら栄養ドリンクをぐい飲みして、寝るまでの時間を過ごす体力を無理やり作り出していた頃でもあります。

それがなんということでしょう。

6月のお盆ではそこまで体が疲れません。暑さが余分に体力を奪っていたことが本当に実感できています。何度も言いますが、いいですよ、6月盆。いろんなご住職にお盆の話題になるたびに勧めていますが、なかなか思い切れないようですね。

住職側から切り出すのは大変に難しい話題なので、お檀家さん側から切り出してもらえるのを待っているご住職もいるかもしれません。もし6月盆に興味があるようでしたら、菩提寺のご住職に「6月にお盆をやっているお寺があるよ」と話題を振ってみてはいかがでしょうか。その後の議論のきっかけになるかもしれません。

お墓参りだけでも命に関わるような暑さの日が多いですからね。お寺さんにはもっと真剣に考えて欲しいと思っています。ただ、ご自分がお経に回ることだけで精一杯、むしろ命懸けの状況にすでになっていますから、アクションを起こす余裕はないかもしれません。

6月盆に移動する理由付けは、檀家さんが考える必要はないんです。住職がなんとでも考えればいいんです。ですから、何かの際に一声かけていただけたら。仮でもいいので、この前お墓参りしてたら気分が悪くなっちゃって・・・とか言って切り出すのもアリです。

暑い暑いと思っていたら、今年の旧盆のように全国的に大雨で、気候的には比較的過ごしやすくなってしまうこともあります。でもそれはたまたまで、毎年のように暑さが増しているように感じるほど、異常事態です。そもそも今回の大雨だって異常事態。またしても大きな被害が出てしまっています。人間側の対策が全然追いつかないスピードで、いろんな出来事が発生してしまっています。

被害に遭われた方、亡くなられた方もいらっしゃいます。お悔やみとお見舞いを申し上げます。本当にお辛いでしょう。昨年に続いての浸水被害、という報道も目にしました。さすがに心が折れるという方も多いと思います。こういう時は行政の分かりやすい支援があると本当にありがたいはず。公共事業として国からお金がジャブジャブ出るといいんですけれど。

昨年の給付金、10兆円ぐらいかかったという話ですよね。それだけ、言葉は悪いですけどばら撒いてもピクリとも物価が上がらなかったので、よっぽどお金をばら撒いてもインフレにはならないわけです。お金が余れば消費に回って税金で回収できるのですから、とりあえずしばらくばら撒き続けてくれてもいいんじゃないのかなぁ、なんて素人考えしてしまいます。多分それで死ぬ人はいないでしょうし。貧富の差は広がるかもしれませんけれど。貧しい人が相対的に豊かになれば、貧富の差があっても今より問題は減るように思います。

自治体がこういうことができればいいのですが、お金を印刷できるのは国、厳密には日本銀行だけですから・・・

お盆の話から変な方向へずれてしまいました。和尚がとやかくいう話ではなかったですね。すいません。

今年も旧盆が終わって行きます。愛しい人が帰ってしまって、寂しさを覚える方も多いことと思います。精霊棚を片付けたら、お仏壇に手を合わせてください。ほら、そこにちゃんといてくれてますよ。いつもそばにいてくれてますよ。ご安心ください。

——————————

基本的に毎日書いてます。 何か共感できる内容がありましたら、ぜひSNSでシェアしてください。喜びます。
noteも結構書いてます
Bloggerにブログも書いてます。こちらは数日置き更新。「もばいる坊主