書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

当番日。7月に入り、宗務所のある旧浜松市地域は、お盆シーズンに突入です。浜松市も合併で広くなりました。平成の合併前の浜松市以外の地域は、8月お盆の所がほとんどだと思います。


なぜ、いわゆる都市部でのみ7月盆となっているのか、興味をそそられるところではありますが、今まで真剣に調査したことはありません。だって、こういう問題はたいていいろんな要素が絡み合う経緯があってのことで、短く端的に言い表せる結論を得ることなんか、多分無理です。


誰かの鶴の一声でガラッと変わってしまうほど、人びとの宗教感情は安くない!


そんなわけで、8月盆の正太寺にて副住職を勤める身としては、7月の方が涼しくて良いなぁ、という思いでいっぱいです。


梅雨時期と重なるので8月よりも雨が多めになりますが、近年の猛暑酷暑を思うと、雨の方がよっぽど楽であると感じます。そして、台風襲来の確率も、たぶん7月前半の方が低いんじゃ無いですかね。台風というと、8月が近くなってから10月前半頃まで、というイメージです。


先日の6月の台風は、6月としては10年ぶりの(本州?)上陸という話でしたし。7月のお盆が終わる頃までは、台風はあまり来ないと、かってにイメージしてます。


そうはいっても8月のお盆も後ひと月です。初盆を迎えられるお宅ではそろそろ準備のことが気になって仕方のない頃では無いでしょうか。正太寺でも、ご案内のお手紙を差し上げる準備が整っております。近々お届けいたします。


正太寺に限らず、よく分からないことは、とにかくお寺さんに相談しましょう。お盆行事というのは、他の行事と比べても特に決め事の無い行事です。親戚内で成立しているなんとなくの決め事や、地域の決め事が絡み合っています。


お寺から指示することは非常に少ないのに、支度をされるお檀家さん側では非常に難しい対応を迫られるケースも。


そういうときも、再度お寺におたずねください。お寺さんにアドバイスをしていただいた、という後ろ盾があると、多少は気も楽になります。


もちろん、そうやってお寺に質問するには、普段からそれなりにお寺さんと親しくしておく必要があります。町中で見かけたときに呼び止めて話しかけるほどではなくて、お参りに行って顔を合わせたら挨拶をする、という程度で十分です。


お参りも、月に1度2度、お寺へ足を運んでいれば、自然とお寺さんに印象付きます。正太寺がそうなんですから、他のお寺でも違いは無いはず。


もちろん、普段一切顔を合わせなくても、電話で尋ねればたいていのお寺さんは親身になってアドバイスしてくださることでしょう。お檀家さんの側が、電話をする気になれるか、というのがポイントなのです。


お寺の側でも、なるべく親しみを感じていただけるように努力をしているお寺が多いです。ま、たまには、おたかくとまっうぇっげほっぐふんぐふん。


初盆に限らず、お盆を迎えるに当たっては、各家それぞれにご苦労があることと思います。お寺でも同じように苦労しておりますので、お互いに協力しまして、今年も無事にお勤めをして参りましょう!