書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お盆無事円成と、受話器からの懐かしい声

正太寺の今年のお盆は、無事に円成しました。気温は上がるものの、日差しが弱かったおかげで思いのほか暑くなく、熱中症の心配もない、そんな中でのお施餓鬼でした。

初盆のお宅のみ、それも一軒2名までという参列制限のため、本堂内はだいぶ寂しい状況でしたが、新型コロナのデルタ株がちらほら確認されている地域に属しますから、これぐらい慎重になるのは仕方のないことだと考えています。

それにしても忙しい一日でした。境内から出たのは知事選の投票に行った時ぐらい。それなのにApple Watch歩数計は1万5千歩をこえ、歩行距離は10.5km。ディズニーランドへ行った時ほどではありませんが、USJへ行った時ぐらいは歩いています。正太寺はテーマパークだったのか。

足の裏も疲れを表現していて、パンパンに貼っています。事務椅子の脚の角になっている所に乗せて、グイグイ押しながらこの日記を書いていますが、誰かにマッサージしてもらいたい・・・

お施餓鬼会の後に、お世話人さんに集まっていただいて、お精霊様(各家庭でお盆のお飾りに使ったもの)の廃棄する分を受け入れるスペースを作ってもらいました。竹を取ってきて、その竹を四角の頂点に立て、荒縄で結び、五如来旗を吊るして出来上がり。

こんな作業も8月だと汗だくですが、今日は暑いとはいえ、控えめに言って5度は低い。色々な場面で体に優しい6月お盆です。

いつも思うのですが、お世話人さんは、みんながみんな、遅刻もほとんどなく、お寺のためにと集まって、積極的に作業をしてくれます。どなたがお世話人になっても、やっぱり同じように、お寺ために一所懸命勤めてくれます。本当にありがたいことです。

お盆最終日の夜、全部終えて、日記を書きながら1人そんなことを考えていたら、ちょっと泣けてきました。

夜になり、集められたお精霊様を御供養するお経も終わり、ほっと一息。そんなところへ電話が鳴りました。

受話器の向こうからは、懐かしい同安居(修行の同期)の声。本題の話もそこそこに、しばらく談笑しました。いやー、久しぶりに楽しい電話でした。最近は友人と電話で話すという機会も減っていて、電話の相手のほとんどは、檀家さんか出入りの業者さん。

軽口を叩いたりできるのも、友人との電話だけの特別なことですからね。あっという間に30分が過ぎてしまいましたが、とても貴重な時間でした。実りもあったし。

明日、午前中に片付け。法事もあるし、お通夜もあるし、よくよく考えたら今日と同じぐらい忙しい日となりそうですお盆が終わった安堵感に浸って夜更かしせず、体調を維持していかなくてはなりませんね。

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