書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

少し涼しいお盆になりそうだけれど、水害が心配だしコロナも心配

正太寺の行持としてはお盆は終わっていますが、世間はお盆です。お檀家さんのご家族でも、お盆だからお参りに来るという方も当然いらっしゃるわけで、お参りが賑やかです。

昨日までは酷暑そのものだったので、お墓参りに来る方々の体調が心配でしたが、未明から降り始めた雨のおかげで今日は30度を超えない一日となりました。天気予報上は。

その天気予報。どうやら一週間ほどは雨の日々となりそうです。それに伴い気温も控えめで、連日30度を下回る予想。これならお盆の三日間はいつもよりは涼しく過ごせそうですね。私も14、15は近隣寺院の山門施餓鬼会に随喜しますので、少しでも涼しい方がありがたい。

ただ、正太寺の近辺ではさほど強く降っているわけではないのですが、日本全体に目を向ければ各地で大雨となっていて、大きな被害も予想されうるほどの状況のようです。毎年水害からは無縁になれませんが、なんとか人的被害なく過ぎ去って欲しいと願っています。

新型コロナも、これはまあ予想通りというか、静岡県でも300人を超える感染者を数えるほどになりました。その一方で湖西市は落ち着いていて、昨日は一度に5人も発表がありましたが、今日は2人。倍々に増えていくような状況にはなっていません。

湖西市を挟むように位置する浜松豊橋両市と比べれば、一歩も外に出られないという状況でもありません。ただ、そうは言っても心配はつきものです。

浜松の高校へ通う娘もいます。夏休みといえども部活に学校行事関係の仕事にと忙しくしています。この一週間はお盆もあってそれらもお休みになっていますが、週が明ければ再び学校へ毎日のように行く予定になっています。浜松市では高校生もワクチン接種が始まっていて、同級生の中にもすでに一回目を打った子がいる、という話。湖西市ではこのペースだと早くて2ヶ月ぐらい先の話ですから、この差はちょっと心配です。

周りの子がみんな打ってくれれば、結果的に娘も守られることにはなりますが。そこまでに至る間に、間隙をついて入り込んできやしないか、という不安があります。

「ここまで対策していれば概ね大丈夫」と言えるラインが分からなくなってしまったのが辛いです。換気も、窓を開けただけの自然換気だけでは不足のような気もしますし、それ以上の換気は学校の設備では難しいでしょう。昨年は学校行事が全て中止となってしまった子供達。今年は少しでも普段通りの行事を経験させてあげたいのですが。

お寺のお盆行事も、正太寺はかなり縮小しましたが、近隣のお寺さんはどうなのかな。昨年同様なら、正太寺と同じ程度の縮小となります。初盆のお宅だけの参列ですね。檀家数が100や200のお寺なら、初盆のお宅だけなら本当に限られた人数になるので、よっぽと心配はないと思います。高齢者のワクチン接種率は湖西市もかなり高いですから、それも少し安心材料。ただ、僧侶の多くはまだまだ順番が回ってこないので、そこは不安材料。撒き散らかさないように、どこかでうつらないようにと気を張って気をつけていますが、目に見えないウィルスが相手ではどこまでいっても確実に大丈夫とは言えません。

近隣のお寺さんも薄氷を踏む思いでいることと思います。気軽に中止にできればそんなに気が楽なことはないのでしょうけれど、これはとても難しい問題です。それだけ檀家さんから開催を期待されているというのも、ありがたいことですけれど。

人生の選択に正解は無いと言いますが、昨今の正解の分かりにくさは度を越してますね。少しでも正解に近い選択をしたいとは思いますが・・・

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