書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

会計

ここ数ヶ月、正太寺の経理処理は私がしています。経理の流れを把握しないと理解できてこないお寺の仕事もありますから、すごく勉強になっています。今まで何も気にしていなかったことが、様々気になるようになりました。


それにしても、経理というのは難しいものです。複式でやっていますから、まずそれが分からないと伝票入力すらままなりません。パソコンを使って処理していますが、自前で作ったソフトなので、今時の会計ソフトみたいに使いやすくはなっておらず、画面だって、複式伝票がそのまま表示されているだけです。(今時の会計ソフトを触ったこと無いですけど)


どっちが借方で、どっちが貸方になるか、いつも悩みながら入力しています。(しかしまあ、そんな状態なのによくソフトを作れたよなぁ・・・)


ちょっと時間があったので、今年分のデータを見直してみました。前半数ヶ月は師匠が入力していて、後半は私が入力したので、科目の振り方が微妙に違うんですよね。最初こそ師匠にあれこれ聞きながらやっていたのでそれほど違いは出てこないんですが、だんだん自分だけで前のデータを参考にやるようになると、ちょっと珍しいお金の流れがあった場合などは、それまでの処理の仕方と違いが出ていました。


だから科目ごとの統計を出して前年までと比較したら、増減の仕方が少し変わってしまうのかもしれません。あんまりよくないかな。
でもその比較をする機能は自前ソフトにはついていないので、印刷した帳簿を見ながらいちいち比べるしかないので、あんまり目立たないかも。ボタンひとつでグラフ化出来ると分かりやすくて良いんですけれどね。


今年はこの部分にお金がかかってしまっていたとか、なんでこんなに少なく済んだんだろうとか、いろいろ調べられるじゃないですか。節約ポイントも見直せるかもしれません。会計ソフトって、実際そういうために使うんですし。


・・・それは家計簿か?普通は会計士とかが帳簿を見ながらアドバイスをしてくれる、というようなものだと思っていますけど、うちみたいに小さなお寺ですと、家計簿で扱うような単位のお金しか動きませんしねぇ。



それにしても複式簿記って合理的ですよねぇ。いろんなお金の動きが見事に表現できてしまうんですから。早く、イレギュラーな場合にも直感的に書き方が分かるようになりたいものです。