書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

いよいよ護持会の会計に手を染める

正太寺護持会の会計を始めました。お檀家さんで構成する会ではありますが、会長は住職が務めると、正太寺護持会規則にありますので、お檀家さんだけの会ではありません。

お寺によっては総代さんの中から会長を選出するところもありますね。そうした場合は、純粋にお檀家さんの会となるでしょう。

正太寺の場合は、どんな経緯があったのか私の知らない時代の話ではありますが、このように規則がなっていますから、当然のこととして会長に就任しています。

口座を扱う際には自分が代表者ですから、やりやすいですけどね。会計さんがちゃんといますけれど、お忙しい中就任していただくお世話人さんの中から選任されますので、当然お忙しい。ですので、大半の会計事務は会長が行う事になります。昨年までは、私がやる気を見せなかったため、師匠が引き続いてやってくれていました。

さすがにいつまでもそれでは自覚がなさすぎますので、今年から本格的にやることに。とはいっても、日常の入出金は相変わらず師匠がやってくれちゃいました。ですので、私は年度末に向けて、帳簿の整理を行います。

正太寺の会計と同じくも、クラウド会計に移行することにしました。今までは完全に手書きでしたので、それだけでもかなりの省力化になります。

ところが、クラウド会計の無料で使える部分で済ますつもりが、一年分をまとめて処理しようとしたせいで無料部分だけでは済まないことになってしまいました。

仕方なく、一年分を支払い…

車の買い替えの話も進む中、これは痛い出費。護持会の会計には余裕はなく、余裕があるなら将来の修繕に備えて積み立てに回すようにしていますから、クラウド会計の使用料はお寺の会計から支出です。

一応、宗教法人である正太寺と任意団体である正太寺護持会は別組織となりますが、役職者は共通なので組織同士の融通として問題はないはず。書面を交わしておいたほうがいいのかな。でもお寺の修繕には護持会のお金が支出されています。会の性格上、何ら問題はないはずですが。

ともかく、年額8,800円(税抜き)で口座の明細を自動取得してくれて、パソコンでもタブレットでもスマホでも会計事務ができて、場所にも縛られないのですから、みんなが嫌がる会計に対するストレスを多大に軽減してくれます。

将来的には会計さんが「この程度ならやっとくよ」と言ってくれる時代が来るかもしれません。今までの手書き帳簿では申し訳なくて頼むに頼めませんでしたから…

およそ30年前から正太寺の会計はパソコンでやっていたというのに、なぜ護持会の会計は手書きでやっていたのか、師匠の考えがまだよくわかりませんけれど。かつては手書きのほうがいつでも会計さんに事務を渡せるという感覚のほうが強かったのかな。

一年分の帳簿整理はほぼ終わりました。さすがにお寺の会計と比べると簡単です。

今回利用したクラウド会計は「MFクラウド確定申告」。お寺で使っているfreeeとは操作体系もだいぶ異なりますが、複式簿記で記帳できるのでラクちんです。下手に入出金伝票ベースで入れるとなると、かえってわかりづらいんですよ。複式簿記、とっつきは悪いですけれど、便利ですよ。