書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お出かけしてきました

結婚してから二度目となる一泊旅行へ行ってきました。今回は、念願かなって温泉へ入ってきました。結婚前から、行きたいね〜、と常々言っていたのです。最初に温泉に行きたがってから、もう何年になるでしょうか。ほんとうに、念願かなって、です。


師匠が元気な今のうちなら、旅行の計画を立てて、その計画通りに行ってこれます。師匠も、私を留守番にして出かけることが出来ますから、この師弟の関係ではたぶんいまを含めた後数年が、仕事も家庭も両立出来る、短い期間となります。師匠が動けなくなるまでですから、もし90才過ぎても元気なようならまだまだ20年くらいの時間があることになりますけれど、そんなことは、どうかなぁ、あるかなぁ。


それが過ぎると、今度は私の子供が生まれて、成長して、跡を取る決断をしてくれて、修行に行って、戻ってきて、何年か正太寺での仕事を覚えて留守番がつとまるようになって、そうしてようやく、今度は私が師匠の立場となって時間の融通を利かせられるようになるわけです。それまでにはたして何年を要するのか。気が遠くなる話です。


私は、私の選んだ道ですから納得ずくですけれど、嫁さんや、いずれ生まれてくる子供には、申し訳ないなと、ちょっと思うのです。だから今のうちに、贅沢は出来ないけれども、一緒に旅行ぐらいは行きたいと思うんです。私の両親がそうしたように、きっと嫁さんと子供だけで旅行に行くということにもなるでしょうし、それはとても大変そうだと想像も出来ますから、楽しめる旅行は今のうちだけかもしれないと、少し怖い想像もしてしまうんです。



旅行のことなんか考える間もなく子育てに夢中になってそれで充実していられればいいのですけれどね。それはまたその時になってみないと分かりません。とにかく今は、将来できそうもない家族サービスを、今のちょっとでも出来ればと、都合の良いことを考えているわけです。なのでですね、もし頻繁に旅行に行ってても、大目に見てやってください。(これが言うために今日の日記を書きました(笑))