先月開催した徒弟研修会「禅スクール」の反省会がありました。皆さんいろいろと意見を出して、私もちょっと出して、これが全部うまいこと活かされれば来年はもっといいものが出来そうな予感がします。なんとなく消極的だった人たちももちろんいたわけですが、終わってみればもうそんなことはなく、来年に向けて一体となっている感じでした。
そう、もう来年も開催するというのが既定のことのようです。うれしいです。
うれしいと言えば感想文。参加してくれた子たちから感想文が届いていて、一緒に親御さんのメッセージも届いていて、なかなか感動しました。大変な中にも楽しいことがあり、また勉強になったこともあったようで、主催者側としてはこんなにうれしいことはありません。来年もまた来たいと、そんなこと書かれちゃったらやるしかないですよね〜
で、その席でもうひとつ、今度は意外なことが。
同安居(同じ年度に本山に修行に行った仲間)がいたのですが、その同安居に以前、線香を立てるときに姿勢が良いときれいにまっすぐ立てられる、って私が言ったらしいんです。そんなこと、なんとなく記憶にあるような無いような、本気とも冗談とも取れるような、その程度のことだったのですが、彼にとっては気になる発言だったようで、実際に実践したらしいのです。
とにかく背筋を伸ばして姿勢がきれいになるように努めたんだそうです。そしたら、線香がきれいに立てれるかどうかはともかくとして、ある老僧から姿勢の良さを褒められたんですって。そして、最近後輩がそれを真似て、姿勢をきれいにするべくがんばっているんですって。
それが彼にはとてもうれしかったようで、握手を求められました。私としてもそういう成果を生んでいるのはとてもうれしいのですが、それ以上に彼がそうして喜んでいる姿がなんだか新鮮で、そればっかり気になって、楽しくて。
なんだか楽しいひと時でした。でもちょっとした一言がそんな影響を与えていたとはびっくりです。