書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

きゅうり

花壇に隙間が出来たので、きゅうりの種を買ってきました。明日にも蒔いてみる予定です。


現在キュウリ種まき予定地のすぐ隣でナスが成長中です。だいぶナスっぽくなってきました。結婚してから、お花を植えて水をあげて、ナスを植えて水をあげて、という生活をしています。楽しいですね。母がまめにお花を植えていた気持ちがようやく分かってきました。これは、とてもすてきな作業です。


お花も野菜も、育て方がさっぱり分かりません。だから母や師匠に聞きながら、どきどきしながら植えるんです。それでも明日の朝しおれてたらどうしようとか、しばらくして元気がなくなってきたらいったいどうしたらいいのかとびくびくするんです。


時折母が肥料をあげたりしてくれているのでだめになってしまうことはあまりないのですが、これはなかなか難しい作業です。


ただ、難しいからいやなわけではなく、無事に大きく育つとたまらなくうれしいんです。ナスの実がついたと聞いたとき、大あわてで見に行きました。第一発見者でなかったのが残念ですが、それからは毎日眺めては収穫できるほどの大きさになるのを心待ちにしています。


お花だって、買ってきて植えたものが確実に根をはってくれるわけではありませんからドキドキの連続です。水をあげるにしても、あげすぎてはいけないだろうし、足りなくてもいけないだろうし。いつも天気と相談しながらです。それも、その水の量で良いのかどうか分からずにやっているんですから。


お花も野菜も、思った以上に逞しいというのが最近の感想です。ちょっとはっぱが黄色くなったぐらいなら、お水を多めにあげたりすると(母が肥料をあげてるのかも知れませんが)だんだんと元気になっていきます。一時期枯れかけたものが、今では大きくなりすぎてびっくりするほどになっています。


それでも、ちょっと油断をしたらすぐに枯れてしまいそうでもあります。毎日心配で、水をあげるときは、ついつい「元気に育てよー」とつぶやいてしまいます。でもそんな生活が、とても楽しいです。


家庭菜園にガーデニング(そんな大層なものではありませんが)なんて、新婚生活の定番になった感もありますが、でもこれはすてきですね。やってよかったです。ペットと接するのとはまた別の感覚が体験できますね。