書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ホ、ホ、ホータル来い

夕方出かけたついでに、ホタルを見に行ってきました。豊橋市の中でも湖西市よりのところで、ホタルを見ることが出来ます。有志が川の手入れをしたりと、いろいろと努力してきた成果だそうです。


到着したのが19時半ちょっと前。まだあたりは薄明るくて、ホタル飛ぶかなぁと心配になるぐらいでした。半を回る頃になるとだいぶ暗くなってきて、チラチラとホタルが。川に生い茂った草の合間に、一つ二つと光る物を見つけられました。


10分、15分とするうちに、どんどんと光は増えていき、とうとう、まるで天の川を見ているようなきらめきとなりました。誇張ではなく、本当に。ホタル好きの母にメールをすると、私たちがその場を離れた後に、見に来たようです。あんなにたくさん舞っているのは、初めて見た、と言っていました。同じ場所にも何度も見に来ていますし、他のところにも噂を聞きつければすぐに仲間と出向いていたのですが。


それぐらい貴重な時間だったようです。今思い出してみても、幻想的。連れて行った長女も大興奮。一匹指に乗せて間近で見せてあげると、食い入るように見入っていました。今年も無事に、見せてあげられました。


ホタルがいる川は、きれいな水のある川です。きれいな水は、周りの環境が良くなければ出てきません。ホタルがたくさん舞うほどに環境を維持するのは、現代社会の中では大変なことだと思います。


ホタルは一つの象徴。それぐらいのきれいな川ならば、他の生物も植物も、生き生きと命を輝かせることでしょう。自分たちの子どもが子育てをする頃に、同じようにホタルを見せてあげられるように、自然環境の改善にいつも心を配れるように、しなくてはなりませんね。