書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

もしかして、変則的?

霊供膳。なんて読むか知ってますか?Webで調べてみたら「りょうぐぜん」と読むようです。正太寺では「れいくぜん」と呼んでますよ。近隣のお寺さんでも多分そう呼んでますよ。それどころか正太寺では、お霊供膳=「おれいくぜん」→「おれいく」と、膳を抜かして呼んでますよ。


ダメですか。そうですか。


本山ではなんて呼んでるのかなぁ。担当部署には行ってないのでよく分からんです。


霊供膳でもっとも話題になるのは、器の並べ方。写真を撮れば早いのですが、敢えて文字で説明。
箸を自分の手前に置いて、左手前にはご飯、右手前には汁物、左奥には揚げ物、右奥には煮物、真ん中に漬け物、と今は教えているのですか。これもWebでは漬け物と煮物の位置が逆なのです。


実際、先代住職は逆の配置で教えていたと聞いていますし、地方によって異なる場合もあるというので、そんな程度のことなのかもしれません。


私の考えでは、僧侶の食事の基本である、ご飯、汁物、漬け物を三角に並べ、滅多に食べられないおかずである他の2品は奥に配置する、とすると、すっきり考えられと思うのですが。それもダメかな。


特に曹洞宗に於いては、どんな物事にも必ず、何らかの合理性が含まれているはずです。霊供膳の配置にも、理由があるはずです。Webではそこまでは見つけられませんでした。師匠に聞いたらすっきりするかな?でもその前にお寺にある書籍を漁らなくては。