書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

年に一度の大騒ぎ

土日にドキドキ探検隊をやってきました。知的障害を持つ「なかま」たちとボランティアとで、同じ体験を通してお互いの理解を深めあう二日間。5月に実行委員会が結成され、打ち合わせを重ねること9度。その間もサークルの時間に係ごとに打ち合わせをして、この4ヶ月の間、毎週木曜日はドキドキ探検隊漬けでした。


それも昨日無事に円成しました。天気も薄曇りから晴れの間をうろうろしていて、ちょうどいいくらいでした。予定通りにウォークラリー、写真立て作り、キャンプファイアー、カッター訓練を行うことができ、充実した二日間でした。実行委員でないボランティアたちもみんなノリ気で、おかげでなかまたちも存分に楽しめたようでした。


キャンプファイアーを若干失敗した感じでそれがとても残念だったのですが、ボランティアさんが良いことを言ってくれました。
ボランティア反省会の時、全体についての感想で、「対象とする年齢層が低いと企画自体が確実に楽しめるものでないと成功しないけれど、今回のように年齢層が少し高くなると、企画が少しくらい失敗しても、それはそれとして一緒に応援してくれたりして楽しんでくれる。ずっと対象年齢の低い活動をしてきたから、こんな一体感を感じられて新鮮だった」(要約。曖昧な記憶ですし、文章として書き起こしたため実際の発言とはだいぶ違っていますが、でも間違ってるとは言えないくらいの微妙な要約です。)


うん。それはとても感じました。だから、「なかま」という呼称がぴったりくるんです。だから毎年、大変だと思いながらも続けられるんです。


でも、やはり、もう何年もやっている身としては、たとえ自分の担当外のところであっても許容範囲を超えた失敗はしたくないんですよね。初めてキャンプファイアーの係を外れて、そしてかなり任せっぱなしにしてみたのですが、やっぱりもうちょっとみんなでチェックを入れるべきだったのかなと、全体をとりまとめるべき年齢・立場になってしまった私としては大いに反省するわけです。


もちろんそれはキャンプファイアーのみならず、全ての場面に言えることなのですが。どの場面でも、もう少しずつ失敗が起これば、サークル全体への信頼度が著しく失われる事態になったんじゃないかと肝を冷やしました。


なんのために自分は毎年参加しているのか。初参加の実行委員に、自分のした失敗を繰り返させないのは最低限の責務じゃないのか。


いつまでも新人のつもりでいてはいけないってことなのでしょうね。気持ちは新人のつもりで何事にも一所懸命に取り組んで、でも立場はもうすこし上だからそのあたりもしっかりして。



あーーー、何書いてるんだかよく分からなくなってきました。とにかく、関わる以上はもうちょっと他人の責任を全部背負う覚悟が必要って事でしょうね。覚悟はしてるんですけど、それだけじゃいけなくて、フォローから何からちょこちょこしなきゃいけないんですよね。


きっと、普通に仕事をしていて新人や部下がいたりして、私くらいの年齢になればいやでも学んでしまっていることを、仕事で部下を持つことのない職業ですので、今頃になって学んでいるわけなんですよね。なんだか情けない気持ちです。はぁっ




でも、なかまの笑顔は、最高でしたよ。
そう、これを見たかったんだ、って。