書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

参院選

明日が公示日でしたっけ?
我が家にはすでに投票用紙が届きました。


日本の選挙って難しいですよね。個人に魅力を感じて投票してその人が当選しても、実際の政治は政党を中心に動いていきます。もちろん政党は議員が中心になって動いている、はずなわけですが、外から見ている限りではそういう実感はわかないです。少なくとも私は。じゃあなにが動かしているのかというと、なにか得体の知れない巨大なモノ、という感じでしょうか。


政党政治だから、政党を基準にして決めたい。
そう考えても、投票したい政党から立候補した候補の話を聞いてみたら、どうしてもその人に投票したくなくなってしまったら、いったいどうしたらいいのか。
比例区でその政党に入れたいけれど、名簿の一位にいる人は選びたくないとか。


全く逆のパターンで、あの人には当選してもらいたいけど、所属している政党の勢力は伸ばしたくないとか、衰えさせたいとか。
もうね、いろんなジレンマを感じます。
たった一票を投じるだけなのに、とても難しい。自分の意志を表現する事がこんなに難しいとは。



予想される投票率が50%を下回るとさえ言われている今回の参院選。もしも、ですよ。投票しないと予想されている人たちの半数でも投票すれば、つまり、投票率が75%程度になったら、すごいことになるんだろうと思います。考えただけでぞくぞくします。


国政選挙投票率75%なんて、すごいことですよね。でも民主国家なら、それぐらいあってほしいものです。危険も意思表示の一つという考えもあるかもしれませんが、実際のところ、棄権票というのは政治に反映されていないように思えます。沈黙は、結果の肯定だと捉えられているのかもしれません。


私は、宗教が政治に関わるべきではないと考えています。でも、私も選挙権を持つ日本国の一国民です。義務を果たしている国民として、言いたいことは言いますし、やるべきことはやらなきゃならんと、思ってますよ。
せめて、投票には行きましょうよ。投票率が5割りに満たないのは情けないと思います。