書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

電話断線

お寺の電話が通じなくなりました。
午後2時頃、出かけていた師匠から携帯に電話があり、
「だれか電話で話してる?」
だれも話していません。何回かけても話し中なんだそうです。


お寺の電話はISDN回線です。なにか異常があるとターミナルアダプタの液晶ディスプレイ部に表示されます。
昨日は「カイセンショウガイ レイヤ2 ダウン」と不吉な表示がされていました。電話中にばりばりと雑音が入ります。台風でしたから、NTTの設備で異常でも生じたのかと思っていました。
そして今日、師匠からの連絡を受けてから表示を確認してみると、
カイセンショウガイ レイヤ1 ダウン」


昨日と違います。そして受話器をあげても「ツー ツー」となるのみ。これはおかしい。
説明書を探し出すと、アナログ回線からISDN回線に切り替わっているか確認しろと書いてあるだけです。おいおい。それってISDNへの切り替え工事の時の話でしょ。昨日まで何年もISDNで使ってますって・・・


機械の故障かNTT側がどうかなったのか切り分けすら出来ないので、まずは電気屋に電話して、お寺担当者に電話をもらえるように頼みます(親戚なんですけどね)。FAX用にもう一回線、アナログ回線があるのでこういう時は助かります。
次に、苦手なんですがNTTに電話しました。113です。
電話するとミドル世代と思わしき方が「調査に数分かかるので、いったん切って、それから電話します」とのことでした。待っていると電話が来て、どこかで断線している可能性が高いということでした。


おおー。すごいぞNTT。現地に来なくてもそこまでわかるなんて。ちょっと感動。ターミナルアダプタのあるなしに関係なく調べられるって事ですよね。どうやってるんだろう。


すでにサポートスタッフは手配済みのようで、1時間ほどで到着ということでした。対応早いです。電話口の声が仕事に疲れた感じでしたのでちょっと心配だったのですけれど、杞憂だったようです。


サポートさんは結局30分後には到着しました。これまた早い。サポートさんが調査したところ、屋外から屋内に電話線が入るところで、劣化によって線が切れかかっているということでした。完全に切れてはいないのですが、ちょっと触っただけで繋がったり切れたりします。昨日調子がおかしかったのは、強風で繋がったり切れたりしてたんでしょうか。それが今日は風があまり無かったので切れたままになってしまった、と。


ということは朝からずっと普通だったって事かな・・・だめじゃん。ご迷惑をおかけした方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。ごめんなさい。


結局、線が屋外に出てる部分を新しいものにして、屋内に入ったところで、今までの線とつなぎ合わせて修理完了でした。昔の建物で線がむき出しなので、こういう作業はしやすいのかも、などと考えながら作業を眺めていました。


昔は電気屋さんになりたかったんだよなぁ。新製品に囲まれていたかったんです。(注:サポートさんは電気屋さんではありません)


冷静に考えると今日一日、電話が鳴った記憶がないんですよね。用事のあった方には大変申し訳ないのですが、とても静かでした。当然セールスの電話も来ないし〜


忙しい時に限ってセールスの電話なんですよね。嫌がらせをしたいのでしょうか。そのタイミングでは絶対売れないと思います。うちでは電話セールスで物を買うことは絶対にしないので、どちらにせよ電話代の無駄だとは思いますが。


いやしかし。電話から鳴る「プー」という音が、これほどうれしかったのも久しぶりです。とにかく治って良かった。機械の故障じゃなくて良かった。こんなこともあるという、良い経験でした。