書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

徒弟研修会を計画する

徒弟というのは弟子のことです。徒弟→副住職→住職、というような関係になってます。現代社会においては住職の息子であることが多いですね。もちろん娘の場合もあるでしょう。


その徒弟の研修会を毎年やろうじゃないかと話が盛り上がって、宗務所の該当する役員が集まってどんな形態でやるか、対象とする年齢層はどうするかなどを話し合いました。


やりようによってはキャンプのようにもなりますし、まるで修行のようにもできます。参加するきっかけとなる楽しさもないといけない、厳しい内容の方がかえって記憶に残って一緒に参加した仲間との絆も深くなる、世代を絞った方が集中できる、広い世代で集めれば高校生くらいになれば小中生の面倒をみたりするだろうし、見られているという意識が出てくれば自ずからしっかりしてくる、などなど活発な意見交換が行われました。


正直、お寺の会議でこんなに純粋な話し合いに遭遇したのは初めてです。ちょっとうれしかった。
で、まあ、若手が多いということもあり、私も含む青少年教化委員が中心になって案を作ってくれということになりました。一月から二月に一度の検討会を重ねて、10月にはある程度なにをどうやるかを報告することになりました。
ボランティアでやってるのに比べれば、期間も長いし予算もボランティアほど少ないことはないだろうし、やりやすいといえばやりやすいですね。だからといって案がポンポン出るわけでもないですけど。


私、いままであんまりよそのお寺さんと深いつきあいをしてこなかったものですから、よく分かり合えるいい機会かもしれません。ぼちぼちがんばります。


・・・徒弟だけが対象じゃなくて、一般の檀信徒のこどもたちも対象にするというような話になってたと思いますので、これを読んでしまったお檀家さん方、もし参加者募集をするようなことになりましたら、ぜひ参加してください。がんばって大人になってからも思い出に残っているものにしますので。