書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本堂に椅子を導入したい

こういう椅子です。リンク先は肘掛が少しついてますが、ついてなくても良いかな。今9脚だけありますが、それは肘掛ありません。

minohan-jishayouhin.com

檀家さんから少し寄付をいただきまして、20脚近く買えそうなので、合わせれば30脚近くになります。法事の際に檀家さんの自宅へ持ち込んで使ったりもできるので、なるべく早く買い揃えたいと思っているのですが。

悩みが一つ。椅子の高さです。37cmと43cm。だいたいこの2種類なのですが、それぞれ高さが60cmと70cmの机と合わせると使いやすい高さになるわけです。

法事や法要の際に机の出番はないのですが、平日の本堂はがらーんとしてますから、何か使えないかなと考えていて。何かの教室を開くにもあまり需要がなさそうなので(パソコン教室は時々要望を聞きます)、仕事スペースとして解放したら面白いかなと。

事務所として使うコワーキングスペースという形態とは違って、飲み物の無いスタバのような感じ。どんな理由でも良いのでお寺と接点を持ってもらいたいので、そんなことを考えています。実際にやるとなると、マイボトルから飲み物が溢れて畳が汚れちゃうとか、何かしら予防はしなきゃならないと思う点はあるのですが、そうした構想も念頭におくと、椅子の高さは43cmが良いかなとなるのです。

ワークデスクは高さ70cmがほとんどだと思います。JIS規格にあるんだとか。ただ、パソコン仕事には身長が176cm無いと、70cmという高さは高すぎるという説もあるようで。ま、そこまで考慮はしていられません。

で、じゃあ、椅子の高さは43cmにしようかと思うと、入出の女性は小柄な方が多く、そうすると37cmの方が使いやすい可能性もあるのです。せっかく買ったのに使ってもらえないとなるともったいないことになります。

高さ違いで10脚ずつ買ってみようかとか、悩みは深まるばかり。収納場所は無く、普段は本堂の隅へスタックして置くしかないため、圧迫感を考えると低い方がいいのかなぁ。難しい。

中学校のPTA改革

PTA改革が進んでいます。会長さんが旗振ってくれて、まずは役員の削減案を提示してくれました。今夜、各委員会の代表者で構成される常任委員会の承認が得られたので、4月の総会で承認を求めることになります。現時点で来年度の役員の3分の2ぐらいが決定してしまっているので、来年度からの実施は間に合いません。会長さんとしては残念な点だと思います。現状のPTAの役員決めの方法だと、10月ごろに臨時総会を開かないと間に合わないので、さすがに根回しから何からも間に合わなかったことでしょう。焦ると失敗しますし。

小学校のPTAも、来月臨時総会が開かれることになり、何か提案がなされるようです。具体的な情報が流れてきませんが、基本的には役員の負担軽減に向かうのだと思われます。

PTAの活動を否定的に捉えているわけではありませんが、特に中学校は生徒数が5倍もいた頃の名残が残っていると思える体制でしたので、この度の改革で実態に合った組織に変われると思います。会長さん、本当にありがとうございます。

200人を切る生徒数に対して、PTA役員が42名もいたのですからね。役員になったからと言っても正副委員長にならなければ仕事もあまりないのですが、でもポストはあるから集まってあてがわなきゃならないし、無駄な労力を生んでいました。

児童数がほぼ同数の小学校がもっと少ない人数で回しているので、まだ削減できる余地があるとは思いますが、そのためには役員決めのルールにまで変更を加えないとならないため、難しかったのでしょう。

この役員決め、学区内を出身小学校を基準に三つの地域に分け、その地域ごとに選任されるのですが、その地域ごとに決め方が違うんです。それを変えるということは、今までの各地域の慣習を破棄する形になります。今回は手を出さなくて正解だと思います。

私の在校していた頃は、1000人に迫る生徒数でした。兄の頃には超えていたかもしれません。そうなるとPTA会員も相当な人数になるわけで、その中から役員を選任するというのは非常に大変なことだったんだと思います。人数が多すぎても大変だし、少なすぎても大変なんですよね。そうした事情から出来上がったルールが、今もまだ息づいているわけなのです。状況に合わせて変えるというのは、言うのは簡単でもやるのは大変です。慣例に従って。例年通り。それが一番トラブルなくまとまる方法ですし、それで何とかなるうちは変えよという機運も高まりません。

5分の1まで生徒数が減って、いよいよ機運到来といったところでしょうか。もっと悲観的に、もう限界、というのが実感ではあるのですが。

何かを変えるというのは、とても大変なことです。会長さんのご尽力、重ね重ねお礼申し上げます。PTA総会で無事に承認された後、面と向かって伝える機会があると良いのですが。

塔婆を下げるお仕事

卒塔婆(そとば)という名詞の方が一般的なのでしょうか。正太寺の近辺では塔婆(とうば)と呼ぶのが一般的。墓地によっては朽ち果てるまで立てっぱなしとか、いろいろローカルなルールがあると思うのですが、正太寺では原則として和尚が下げます。原則としてね。

それが思うに任せないので塔婆が溜まってしまうことが続いていて、檀家さんから塔婆の片づけ方を聞かれることが増えていました。

本当ならシーズンに一回ぐらいは下げたいのです。でも、忙しく過ごしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、明日は下げれる!と思うと雨降りだったりして、私にとっては非常に相性の悪い仕事になっていました。

その塔婆下げの仕事を、今日、無事に行う事ができたのでこうしてわざわざ日記にしたためているのです。これで前回いつ下げたかも日記を検索すれば分かります。便利。

しかし、謎の多い塔婆下げでした。昨年のお盆の塔婆があるのはともかくとして、一昨年のお盆の塔婆まであったのです。一本ぐらいなら下げ忘れと思えるのですが、複数本ありました。昨年中に一度は下げた覚えがありますし、妻も、師匠がお炊き上げをしているのを見た記憶があると言っています。

おかしい。

私の記憶だけならともかく、妻の記憶力はなかなかのものです。あまり疑えません。見えにくいところにあったのかなぁと思うしかありません。

そんなこともあって、こうして日記に残すのです。もしかしたら前回の時も日記に書いたかもしれませんけどね、確認はしないでおこう…

頭痛の薬をもらいに

 手放せない薬として、SG顆粒があります。塩野義製薬の解熱鎮痛剤。ピリン系。非ピリン系のPL顆粒もありますが、体感としてSG顆粒の方が効いた気がして、ずっとSG顆粒を処方してもらっています。


ほかにもいくつか試しましたが、これに落ち着きました。ロキソニンだとダメなんです。他の部位の痛み止めにはなりますが、私の抱える頭痛にはあまり効きません。


目の斜位の影響で眼精疲労から頭痛が来てるのかなと最近は考えているのですが、メガネを合わせても頭痛になるときはなるので、無関係とは言えないけれど、それだけではない、というところでしょうか。


残量が心許なくなってきたので、かかりつけのお医者さんに来ています。インフルエンザの流行る季節に、熱もないのにお医者さんへは来たくないのですが、こればかりは。残り少ないと思うだけで頭痛になりそうなのです。


と、いうわけで、薬を受け取ってきました。患者さんの誰も咳をしないし、具合の悪そうな人もいないし、この時期に大変ラッキーでした。今日も朝から頭痛で服用したのに効ききらなかったのですが、薬をもらったらぐっと楽になりました。やはり精神的なものの影響も少なくないようです。あとは、頭痛になりそうだと思ったタイミングで早めに飲む方が効きやすいのですが、残りが少ないので我慢して、痛みが本格化してしまったというのもあります。初めて処方されたときには、飲み過ぎると頼りきりになるからなるべく我慢してと言われたんですが、あれから20年弱、もう我慢も効果がないようです。


もう数年で、SG顆粒を持っているか常に意識しながらの生活が人生の半分を占めるようになります。案外早いものですね。

注文の品が届いたので

駐車場に使うアイテムがカインズホームに入荷したと連絡があったので、取りに行ってきました。今日は他の雑務も捗ったのでまだ設置はしていませんが、これで三角コーンを卒業してそれっぽい規制アイテムに進化できます。

檀家さんにどかしてもらわないと駐車場を使えない状況にしていますので、三角コーンは動かすのが大変だったんです。2kgの重しもつけてありますし、二つの三角コーンに虎柄の棒を渡していますので、それも動かさないとなりません。

これからはプラスチック製のチェーンと、それを支える支柱の組み合わせ。支柱にも2kgの重しがついているので重量としてはさほど変わらないのですが、三角コーンは持ち上げるのに持ち手がないので大変でした。今度のは、簡単に持ち上げられます。

これで檀家さんに、駐車場の規制について理解が得られる割合が高くなったと思います。とにかく違法なアサリ掘りを締め出したい。それだけです。

潮干狩りを楽しむのには、ルールがあります。使える道具もサイズが決められています。漁師のような道具を使うには、漁師にならなくてはなりません。今では漁業資源保護の意味合いも強いでしょうから、ルールは守ってもらわねば。

追跡調査を自分でしたわけではありませんが、正太寺の前の浜名湖で違法に掘ったアサリを売っているという話です。その犯罪行為に正太寺の駐車場が使われたとなると、由々しき事態です。黙認はできません。だいたい、入出の漁師さんがアサリの不漁で生計が成り立たず、アルバイトをしているような状況です。違法に掘る人たちは、漁師なら浜名湖に戻すような小さなアサリまでとっていってしまうとか。アサリの生育も妨げていることになります。

そんなわけで。護持会総会の折にはそんな話もして、皆さんにうなづいていただきました。多分、概ね理解を得られたと思います。明日にはニューアイテムを駐車場に設置して、暖かくなりかけると押し寄せてくる違法アサリ堀に対抗したいと思います。

娘さん、駅伝大会に出る

第56回湖西市駅伝大会が開催されました。入出のジョギング大会とモロかぶりなのですが。そんなシーズンですね。


陸上部の娘が出場するということで、応援に。1区を走るのでずいぶん前から緊張していました。


速い子は良いんです、速い子は。うちの子は速いわけではないけれど、陸上部で長距離を選んでるものですから、2年生ですし、こういうことになります。


区間のうち、一番距離の長い4.42km。昨日も現地で練習して、がんばっていました。


部活の練習では距離に合わせての練習は一切ないみたいで、大会でエントリーする800mとかも、それに絞った練習がなく、ペースの作り方とか難しいんじゃないかなと思っていたのですが、なんとか自分のペースで走りきってくれました。1区は速い子のペースに飲まれてしまいがちですから。そうならないための練習を部活でしてくれると良いんですけど。


ただ、部活よりも家族の時間を大切にして得ください、という考えの先生が顧問なので、そこはありがたいと思ってます。トップをねらえる才能があるならともかく、部活への所属が強制されている状況下では、部活最優先といわれても納得できませんから。


建前上は強制ではないとなってると思うんですけどね。


そんなわけで、先生に対して疑問を持ったり感謝をしたりと、忙しい部活です。駅伝大会で1区を走りきる体力とメンタルを育ててくださりありがとうございます。


走り終えた娘は、最高の開放感に浸っているようでした。おつかれさま。これでしばらく、心を軽くできるね。

一年前の悔しさを思い出した

 一年前、初めて法人税の申告をしました。それまでは師匠が引き続きやってくれていました。住職になって数年経つので、そろそろ自分でやろうということで挑戦したのです。


最近お世話になることの多いフリーウェイシリーズに、税務もあります。会計ソフトもフリーウェイ製にして連携するともっと簡単に出来ると思うのですが、過去の申告書類を見ながらポチポトと数字を入れていくだけでもなんとかなります。


昨年はかなり苦労しましたが、今回はやっているうちに昨年苦労した点も思い出しながらとなり、スムーズにことが運んでいると思います。


いくつもの書類をいったり来たりしながら数字を入れる作業となり、なんでこんなに申告書を作るのは大変なのだろうかと疑問しかないのですが、日本最高の頭脳を持つ官僚集団が年月を掛けて作り上げ様式です。いずれその仕組みに納得できる日が来ると信じています。


その前に納税者が計算しなくても済むようになって欲しいものですが。


そして、あらかた書類ができあがったのですが、ここで昨年の悔しさを思い出すこととなりました。e-Taxで申告するつもりで作業をしていたのですが、最終的に国税分は手書きの書類で提出しているっぽかったのです。記憶が曖昧で、そうなった理由がぜんぜん思い出せず、法人市県民税については確かにeLTAXで電子申告しているのに、税金の納付はこれまた手書きをしていた記憶がよみがえってきました。


なぜ?


夕方までかかって作業をするうちに、ようやく思い出しました。宗教法人の場合は、宗教活動をしている分には非課税です。当然申告作業も必要なくなります。申告が必要になるのは、収益事業を行った場合。法律で収益事業が規定されていて、それに該当すると課税対象事業となります。該当しなければ宗教活動でなくとも非課税事業となるわけですが、よくできた法律で、世の中のあらゆる事業が課税対象となるようになっています。


正太寺でも市が借りてくれてる土地の賃貸料とか、収益事業に該当するので申告が必要になるわけですが、この際に収益事業だけ会計を分けることになっています。でも、申告する際には収益事業の決算書等だけでなく、宗教法人本体の決算書等も添付することになっています。


世の中でそんな申告をするのは宗教法人だけだと思います。ですから、無償で使えるフリーウェイ税務にそうした機能がないのは当たり前。出来ないんです、フリーウェイ税務を使っての電子申告が。いや、もしかしたら私の理解不足なだけかもしれませんが、出来なさそう。


ここまでで昨年はe-Taxを断念し、悔しい思いをしました。


でも今年は違います。e-Tax国税庁提供のソフト上で直接書類を作成する機能があります。計算機能はなかったはずなので、紙の書類でやることと同じ作業をするわけですが、フリーウェイ税務が自動計算で作ってくれた書類を見ながら転記すればかなりの省力化になります。e-Taxソフトで非対応の添付書類はPDFで提出することも出来るようになったので、二種類の決算書等を添付することも出来ます。


…封筒につっこんで今まで通りの提出をした方が、転記しなくて良い分、早くて楽なのですけど。


e-Taxソフトを最初にインストールしたときには、作成できる帳票が多すぎてちんぷんかんぷんでしたが、今なら行ける気がします。今年の新しいチャレンジということで、がんばってみようと思います。