書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

塔婆を下げるお仕事

卒塔婆(そとば)という名詞の方が一般的なのでしょうか。正太寺の近辺では塔婆(とうば)と呼ぶのが一般的。墓地によっては朽ち果てるまで立てっぱなしとか、いろいろローカルなルールがあると思うのですが、正太寺では原則として和尚が下げます。原則としてね。

それが思うに任せないので塔婆が溜まってしまうことが続いていて、檀家さんから塔婆の片づけ方を聞かれることが増えていました。

本当ならシーズンに一回ぐらいは下げたいのです。でも、忙しく過ごしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、明日は下げれる!と思うと雨降りだったりして、私にとっては非常に相性の悪い仕事になっていました。

その塔婆下げの仕事を、今日、無事に行う事ができたのでこうしてわざわざ日記にしたためているのです。これで前回いつ下げたかも日記を検索すれば分かります。便利。

しかし、謎の多い塔婆下げでした。昨年のお盆の塔婆があるのはともかくとして、一昨年のお盆の塔婆まであったのです。一本ぐらいなら下げ忘れと思えるのですが、複数本ありました。昨年中に一度は下げた覚えがありますし、妻も、師匠がお炊き上げをしているのを見た記憶があると言っています。

おかしい。

私の記憶だけならともかく、妻の記憶力はなかなかのものです。あまり疑えません。見えにくいところにあったのかなぁと思うしかありません。

そんなこともあって、こうして日記に残すのです。もしかしたら前回の時も日記に書いたかもしれませんけどね、確認はしないでおこう…