書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ホワイトボードにとめられた学年だより

子どもたちの通う学校からのお便りの中の、特に重要なものは、家庭用のホワイトボードに貼り付けています。学校だより、学年だより、その他頻繁に見返す必要のあるもの。

全て電子化してスマホで見られるようにしてあるものの、現物を見た方が早いケースも多々あります。定期的に整理する手間はかかるものの、月に一度で十分な手間ですから、メリットのほうが大きい。

もちろん、ARグラスが発達して、まるで本物の紙が張り付いているように見えるようになればそのほうが私にとっては楽しい未来ですが、日常的にかけっぱなしにできるほどにARグラスが小型化するまでには、まだまだ年月がかかりそうです。

人によっては現在市販されているそうした類のものを一日中被っていても平気らしいですが・・・私にはまだ無理。

さて、そんな学年だよりですが、長女と次女が同時に卒業シーズンを迎えたため、ホワイトボードが目に入るたびに一抹の寂しさを覚えてしまいます。

長女は一人暮らしをスタートさせ、次女は高校生活が始まります。たくさんの期待と、わずかな不安を同時に感じている頃。親としてもとても嬉しい時期です。

しかし、成長は同時に独り立ちへのカウンドダウンでもあります。実際に長女は一人暮らしへ移行しましたから、毎日見ることのできた姿も、これからはなかなか見ることができなくなります。

家族のLINEグループであっても自撮り写真を載せるような子ではありませんから、実際に会うまでは姿を見れません・・・

次女も、高校卒業と共に一人暮らしを念頭に置いています。もう、わずか3年後のこと・・・

学年だよりが視界に入るたび、そこに書かれた予定が全て過去のものとなった事実にが、そうしたあれやこれやを知らしめてきて、寂しさを誘引するのです。

そして今日は、静岡県教職員の異動が発表されました。以前PTA会長をした時にお世話になり、その後もたびたびご縁をいただいている校長先生の名前の横には、とうとう退職の文字が。お疲れ様でした。退職後も一休みもせずに精力的に活動しそうな先生が、今後何をしようとされているのか、とても気になります。

現在進行形で子どもたちがお世話になっている中学の校長先生も、異動とのこと。同じ市内ではありますが、お目にかかれる機会はほぼ無くなってしまいます。保護司としての活動の一環で、たびたび挨拶運動に中学へ寄らせてもらい、毎回隣に立っていろんなお話を聞かせてもらいました。寂しくなります。

子どもたちも、これからは同級生ともなかなか会えなくなります。今はLINEとかで気軽に連絡は取れますが、それだっていつまで続くのか。新しい人間関係を構築し、そちらに重きを置かなくてはなりません。

とはいえ、私もそうして新しい関係を築きつつも、昔からの関係もまた途切れずに残っているものが多い。ほとんど解けかけていても、随分と大人になってから再び結ばれた関係もあります。

一人暮らしのワンルームマンションの中で、ある日かかってきた同級生からの電話で、数時間話し込んだこともあります。子どもたちにもそうした縁があることを願いながら、親は親としてやれることをやっていこうと、思いを強くする夜23:49。

今日ね、FP3級の勉強を始めました。合格率7割と言われる、普通に勉強すれば合格する資格ですが、50歳近くなった私が、勉強に取り組む集中力を回復出来るかどうかの試金石ともなります。

2級になるとグンと合格率が下がりますが、3級は手を出しやすいレベルですので、ひとまず、やってみようかなと。40歳代で行政書士を取得する方もいるようですし、そうしたことが私にも可能なのかどうか、と。

僧侶とは本来どう考えてもアウトサイダーなので、国家資格とは無縁ではあるのですが、現代の僧侶は残念ながら簡単には行き倒れを許されません。お寺を維持するという至上命題があります。食い繋がなくてはなりません。国家資格はその一助になり得ますので、年齢を理由に諦めることなく、今やれることに取り組んでいこうと思います。

春は、スタートを切るにはとても良い季節ですからね。今日は真冬並みに寒かったですけれど。

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