4月の第一日曜日は、正太寺の裏山に整備した弘法大師ミニ霊場の山開きの日です。毎年、みたらし団子のお接待やお茶席などを設け、たくさんの参詣者(含お花見客)で賑やかに開催してきました。
感染症の猛威に晒されてから規模縮小はしたものの、昨年からはお団子を復活。今年も同じ体裁で開催することとしました。
お茶席も何気に人気でしたので再開したいのですが、今まで婦人部の役員さんに担当してもらっていたものの、昨今は婦人部役員さんの負担軽減のために色々とお仕事を減らし切ったところでして、ここでお茶席を復活させるのはちょっとなぁ、というところ。
いっそボランティア的に担当してくれる人を募集しようかという気持ちもあります。でも、多分、人が固定化されて、その方が引退すると継続が難しい、とかなりそうで、ここは慎重に考えねばならぬところ。
山開きに合わせてお勤めする御祈祷では、家内安全・商売繁盛・心願成就を祈ります。以前は近隣のお檀家さん方にのみご案内をしていましたが、昨年からは全檀家さんへお手紙を出すようにしました。
コロナ禍にはオンラインでの法事などもよく聞かれましたから、当日お参りに来れない方からもご祈祷の申し込みを受け付ける、というのも期待されているのかな、と思いまして。
昨年は数件のお申し込みがありましたから、お手紙を出して良かったなぁというところ。
今年の新たな試みとしては、当日受付でのキャッシュレス対応です。ご祈祷は千円、のぼり旗は二千円。のぼり旗は4月の間中境内に立てられるので人気が出て欲しいのですが、申し込みの中心はご祈祷です。お札を配ったりもしないのですけれど。このお金のやり取りをキャッシュレス対応にするのです。
各種クレジットカードとPayPayに対応できるようにはすでになっていて、これらを当日の大混雑する受付で実施できるか、というのが挑戦です。
私が取り扱うのでしたら1人で頑張ればいいのですが、担当のお世話人さんにやってもらわねばなりません。担当者2名のうち、1人は私の同級生なので、無理も言いやすいこのタイミング。なんとかこれが当たり前の形にしていきたいと思っています。
専用の端末も用意したし、PayPayは相手方に金額を入力してもらう形式なので、なんとかなるんじゃないかなと思っていますが、でも、いきなりはきっと難しいでしょう。当日の私は各所を転々としながら飛び回らねばならないのですが、うまくサポートできればと思います。
キャッシュレス決済を受ける側の良い点は、お金を数えなくても良いところ。毎年、集計に誤差が出て、原因を突き止めるのに時間を要しています。たまにすぐにぴったり合って喜び合うのですが、大抵はお金が合いません。
少しでもカードやPayPayで納めてもらえれば、集計する現金の量が減ります。担当者の負担軽減になるはずなのです。受付の時に、現金かカードかPayPayかというチェックをつける手間は増えますが、お金を数える手間が減った方が絶対良いと、毎年一緒になって数えている私は実感しているのです。
PayPayも、お布施とかお賽銭などという、金額の決まっていないものは取り扱えないと思ったのですが、今回、のぼり旗代金・お札代金という形で取扱商品の変更申請をしたら、「現在登録している内容と相違ないことが確認できました」という返信が来ました。
よく分かりませんが取り扱ってはいけない類のものではないということは確認できました。良かった。
飲食代金というのも入れておいたので、お団子の持ち帰り代金もPayPayで受けられます。こちらの方が利用者が出る可能性が高い、かも。(利用者が多そうではなく、利用者が出る、という表現になるこのキャッシュレス普及度)
お団子は振る舞いですので、その場で食べる分は無料でお分けしています。お持ち帰りになる方だけ、少しだけお代をいただいています。じゃないと大量に持ち帰る人が出ないとも限らない、という危惧のためですね。
新しい試みをするときは、とても楽しいです。毎年失敗続きのライブ配信も、今年もチャレンジします。頑張るぞ。
ご祈祷やのぼり旗は、お檀家さんでなくても申し込めます。この日記を読んで気になった方は、コメント欄や正太寺の公式サイトの問い合わせフォーム、XのアカウントへのDMなどでお問い合わせください。
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ちなみに、曹洞宗なのに弘法大師のミニ霊場を開いた理由については、不明です。語り継がれていません。なぜなのでしょうね。
さらにちなみに。私はキャッシュレスがもっと普及して欲しいと考えていますが、現金の重要性も認識しています。なんらかの理由で停電になると、現金を完全に持たない主義だととても苦労することになります。ある程度何とかなる現金は持ち歩きつつ、常の支払いはキャッシュレス、それが今の所の最適解かなーと思います。もちろん、キャッシュレス非対応のお店を非難するようなことはあってはなりませんね。
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