書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

来年から年賀状を出さないそうです

師匠が購入したままになっている年賀状を横目に数日過ごしていたのです。いつもならもうすっかり印刷を終えて、とっくに投函を済ませているタイミング。どうしたのかな?

と思っていたら。檀家さん向けの年賀状はもうやめにしようという話になりました。住職を交代してからも師匠の担当として制作から発送までをお願いしていたのですが、このタイミングでのまさかの告知。

職場内でサプライズはよしてくださいよ。

これは、しかし、なかなか。

私が子供の頃は、新年早々、2日の朝から、おたるというものに回っていました。木版からバレンで半紙に刷った大黒様、これを元日、2日の朝のお勤めでご祈祷をし、それを配りながら新年の挨拶をして檀家さん一軒一軒を回るという行事です。

これには子供が同行して、可愛らしくご挨拶をしていたわけですが、我々兄弟が成長するにつれ、一緒に連れ歩くには大きくなりすぎ、確か妹が小学校を卒業したぐらいのタイミングで年賀状へと移行しました。大黒様のお札を持ち、合わせてマッチを配ったりしていたので、師匠1人で歩くには不都合が多かったのでしょう。

寒かったし。

それ以来ですから、おそらく30年ほど、年賀状を大量印刷しまくっていたわけです。

師匠曰く、来春には80歳になるから、私的な年賀状も今回を最後にしようと思う、と。その辺も踏まえての年賀状制作になるので、まだ仕上がりイメージが固まらずに取りかかれずにいるのでしょうか。

ともかくも、今度は私が、年賀状に代わるものを用意しなくてはなりません。何もなし、というのもね。

今考えているのは、正太寺通信の新年号。これを封書で送っていたら経費がかかりすぎるので、どこかのタイミングで入出のお檀家さんだけでもお世話人さんに配ってもらおうかと企んでいます。

それ以外の地域のお檀家さんには、護持会の総会資料を送る際に、同封をさせてもらおうかと。ギリギリ25gを超えないんじゃないかなぁ・・・84円が94円になっても、予算上は大丈夫な予定ですけれど。

最初に配ってもらうタイミングは1月7日。それまでに新年号を作れるかどうかが一番の問題です。新年の挨拶を1面にして、裏には今年始めた取り組みを網羅した紹介記事にすれば、すぐに出来るでしょうか。

そう思っていてもなかなか出来上がらないのが通例です。過剰な期待はやめて、ギリギリまで時間がかかるものだという覚悟で取り組まねばなりますまい。

年賀状では本当にご挨拶程度しかできませんでした。プラス数十円でもっとたくさんのことを伝えられると思えば、これは良いきっかけです。前向きに捉えていきましょう。

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