書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お年始まわり

今日はお年始まわりの日。お檀家さんと一緒に朝のお勤めをしたあと、先先代のお弟子さんのお年賀挨拶をお出迎えし(つまり師匠と兄弟弟子)、お見送りをしたあとすぐさま支度を整えて、私の法幢師さんのところへ家族を引き連れてご挨拶へ。

もう一昨年ですか、ご隠居されたので、もう挨拶は良いよと言っていただいていますが、ご隠居されても師匠は師匠ですからと半ば押しかけているような状態です。それなのに暖かくお出迎えしていただけて、大変ありがたい。ここ数年はお盆のお手伝いにも伺うようになりましたので、弟子にしていただいて25年、ここにきてさらに更にご縁が濃くなったようで、重ね重ねありがたく感じています。

秋の正太寺の晋山結制にもお出ましをお願いしました。ただ、少々渋いお返事。この数年は足の痛みでお拝に支障をきたすような状態というのは承知しています。隠居を決断された理由の一つと聞いています。晋山結制に出席すれば、お拝をする機会が何度もあります。弟子の晴れ舞台となれば、控室で休憩するのを最小にして、なるべく本堂で見ていたいというお気持ちがあるのかもしれませんが、控室で旧知の和尚さん方とお話しされているだけでも良いので来ていただきたく、その旨をやんわりとお伝えしました。

来てもらえると良いなぁ。

午後からは妻の実家にご挨拶。いつも気を抜いて過ごさせてもらっています。昼寝を3時間もしてしまったよ・・・滞在時間の半分は寝ていたよ・・・申し訳ないです。いつものこととはいえ。お正月の最中にうかがって、たっぷり気を抜かせてもらうのが、一年で最初の楽しみとなっています。

お寺に戻ると、お稚児さんの申し込みが届いていました。すぐにインターネット経由の申し込みも届き、現在20名です。定員の50名まではまだまだ余裕がありますが、20名も来てくれれば、プラス親御さん、もしかしたら祖父祖母も来てくれれば、それはそれは賑やかな稚児行列となります。

私の目標はお稚児さん20名だったのです。実は。次の目標は30名。30名集まれば、業者さんもやりがいが出てくるのではないでしょうか。衣屋さんにお願いしているので、20名だと、下手したら出張経費で赤字になりそうな。専門業者さんだと、そうした経費をお寺に請求できるのでしょうが、いろんなお付き合いのある中でのお仕事なので、細々した経費まで請求はなかなかしづらいんだと思います。こちらもそれにやや乗っかり気味のところもあります。何せ余裕はないので。

檀家さんからいただいたご寄付を大事に大事に使っていきます。衣屋さんはじめ関連業者さんにはちょっと辛抱してもらって、また追々、いろんな発注をするときに優先してお願いする、というお付き合いになります。昔ながらですね。

最近は廃れつつある関係性ですが、長い目で見れば、お互いにメリットのある付き合い方だと思うのです。お寺界隈でぐらいは、こういうお付き合いの仕方が残っていくと良いのですが。

そんなこんなで新年ももう2日が経ちます。早いですねぇ。

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