Apple製品の発表会はいつも楽しみですが、iPhoneが発表される9月の発表会は格別です。以前に比べると自分の使い方に対しての革新的な進化というものを感じる場面は減りました。でも、自分には関係ないと思われる領域においても着実に進化している製品の姿を見るのは、とても楽しいものです。
幸いにも、初代iPhoneの発表の時には良い大人として見ることができました。子供の頃に見て、自分には手が届かないものと感じるのではなく、日本で売ってさえくれれば買うことができるという年齢で見ることができました。製品が手元にない時から、自分の生活シーンにどのように溶け込んでいくかを、現実感を持って想像することができました。
だからこそ、買い替えのできない時の発表会でもとても楽しみに見てきました。今回は買い換える決意を持っている状態ですから、さらにワクワクです。
買い替え候補筆頭にしているiPhone 15 Proは、製品の素材がアルミからチタン主体になって、頑強さが増しています。バックグラスという言葉が何回か出ているので、背面にはまだガラスがあるようですが、なんとなく今までのものよりも背面も強そう。今は背面ガラスの保護のためにケースをつけていますが、これが不要になるのであれば、重さも持ち心地も、本来意図されているに近い状態で使うことができます。
全面ガラスは剥き出しだと細かな傷がつく可能性は捨てきれません。私のiPhone 12は当初保護ガラス無しで使っていましたが、小さいものの爪で擦れば引っ掛かる程度の深さの傷がついてしまいました。1年近く使ってから初めて傷がついたので、相当に頑丈です。でも、長く安心して使うには、保護ガラスは必要なんじゃないかな。
私的目玉は、USB 3.0規格への対応に伴って、外部ストレージに動画を保存できるようになったことでしょうか。iPhone本体のストレージを使わずに、USB-C端子に繋いだ外部ストレージに直接保存できます。
今までiPhoneを動画撮影のために使うとなると、本体ストレージ容量を多めにする必要がありました。お値段が鰻登りなのです。フルHD程度の画質であれば256GBもあれば十分でしょうが、4Kでバンバン撮るとなると、1TBが必須という具合。
それが、外部ストレージ利用前提となれば、本体は256GBで十分だと思われます。それ以外の写真や動画はiCloud保管ですから、本体の容量が減ってくれば自然と調整してくれます。128GBでも良いような気もしますが、現在の使い方だと常時160GBぐらい使っているので、おそらく動画を再生する際にiCloudからのダウンロードが発生する頻度がだいぶ増えることになりそう。私の場合は256GBがちょうど良さそうです。
それでもお値段はかなりのものになります。慎重に考えるべきですが、iPhoneの寿命は無限ではありません。デジタルデバイスですが、中身は機械部品です。部品は当然劣化します。3年ぐらいならばよほど過激な使い方でなければ安心して使えますが、これが4年、5年とのびていくと、劣化が本体の動作に影響を与える可能性も出てきます。ちょっとずつ衰えていくのならば良いですが、大抵の場合は突然動かなくなります。
そうなる前に買い換えるとなると、3年使って買い換えというのは、良いタイミング。そして今まさにそのタイミングなのです。お値段考えたら5年は使いたいところですけれどもね。パソコンより高いぐらいですから。
ずっと2年間隔で買い替えてきました。スマホの進化が早いため、性能が追いつかなくなるのが早くて2年間隔だったのですが、今回初めて3年の間隔をあけました。買えなかっただけなのですが、普段使いの性能としては問題を感じません。もっさりしてきたとかも感じません。
写真や動画を撮る機能はずいぶん進化しましたが、スナップ撮影には十分ですし、動画もスマホで見る分にはなんの不満もありません。ただ、今度のiPhone 15 Proは、今までとは違う使い方をするきっかけになる進化をしています。昨年、買い替えができなくてかえって良かったな、と思うぐらいに。
実は型落ちとなるiPhone14が安くなるだろうから、そちらを狙う考えもあったのですが、激安となるのは都市部のキャリアショップぐらいのようで、私の買いに行ける範囲ではありません。残念。
どうせなら発売日に手に入れたいものです。15日21時の予約合戦、頑張ります。
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