書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

目に見える片付けの成果

本堂と位牌堂の間に、横方向に廊下があります。ここは大きな法要の際には殿行と呼ばれる法要を支える裏方さんたちの持ち場となります。法要の準備から始まり、始まってからは進行に合わせていろんなものを出し入れもします。とても忙しい。

ですが、正太寺では大きな法要がしばらくなかったこともあり、人一人が通れるスペースを残して物置と化していました。収納スペースが少ないお寺の悲しい現実です。このままでは殿行さんたちの仕事に差し障りがあります。なんとかして綺麗な状態でお迎えしなくては。

そんな正太寺でも、最近のあれこれで収納スペースを空けることができましたし、今まで知らなかった収納場所も使えるようになりました。住職にならなければここは使えなかった。

整理をしながら収納場所へ運び、空いた所から順に掃除機と雑巾掛けをして綺麗にしていきます。蜘蛛の糞はこすれば取れるのですが、なんだかよく分からない小さな黒い汚れもあり、これは落ちない。悔しい。

4時間ほどかけてすっきりと綺麗になりました。私の知っているこの場所の景色としては、今が一番すっきりしています。この状態、崩したくない・・・!

最初の2時間ほどは、やれどもやれども片付いているように見えなかったのです。物が一番片付いたのはこの時間帯なのですが、少し離れた収納場所まで運んだり掃除したりと動き回っていたのに、全然成果が見えませんでした。後半の2時間は成果が見えやすくてとても楽しかったですね。あの違いはなんなのだろう。やはりある程度片付けが進まないと、綺麗と感じる閾値を超えないということでしょうか。

ちょっと片付けるだけで綺麗と思える、そのラインをキープすることが、片付け上手になるポイントかもしれませんね。残りの人生で心がけようと思います。

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