自転車で走っていると、虫と衝突します。車だってフロント周りは虫の死骸だらけになりますから、自転車だって同じです。歩いていたってぶつかんるんですから。
夏場の夜間に車に乗れば、相当数の虫を殺していることになります。昼間でも、夜間よりは少ないと思うけれども、高速道路を数時間も走れば虫だらけ。
不殺生戒を厳密に守るためには、車には乗れません。
自転車の場合はどうでしょう。口の中に入ったらさすがに死んでしまうでしょうか。目に入った時も、生きてはいなかったかな・・・
無益な殺生という時の、無益の解釈は、その場その場で柔軟にしなくてはなりません。これは無益とは言えない、と解釈しないと、人として生活をすることができなくなります。
そんな難しいことを考えながらの今夜のサイクリング。膝の具合は良くなったと思っていたのですが、いざ漕ぎ出したらまだ小さな痛みがあったので、今日は平坦な道を選んで走りました。真っ暗な田園コースを走っていると、当然のことながら虫アタックです。
痛い。
痛くはないんだけど、痛い。
そんな不思議な感覚。高校通学で虫アタックには慣らされたので、こうした虫との触れ合いに忌避感はないのですが、不思議な感覚は消せません。
目に入るのだけは避けたいので、虫が当たる瞬間、ハンドル操作がぐらついてしまいます。タイヤが大きいとそんなに影響がないのですが、Verge N8は20インチと小さめなので、影響が出やすいです。もっと小さいタイヤだと、どうなっちゃうのかな。
さて。そうして膝に優しく走ってきたのですが、お寺に戻るためにはどうしても急な坂を登らなくてはなりません。結局ここで膝を痛めてしまうんではと心配しましたが、痛みが出てくることはありませんでした。よかった。自転車を押して歩いても結局は坂道なので、膝には負担なのですよね。平地のお寺が羨ましくなる瞬間です。
明日も無事にサイクリングできるでしょうか。わずか30分のサイクリング。一日の終わりのささやかな楽しみとなっています。
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