簡単にいうと、お釈迦様が悟りを開かれた日。
悟りとはなんぞや、という話がまず横たわっていますが、要するにここから仏教がスタートしたのです。記念日。
盛大に釈尊成道をお祝いする儀式を勤めるお寺もあれば、ささやかに住職のみでお祝いするお寺もあれば、正太寺のように暮れのおときに精進邁進しているお寺もあります。
(お祝いというよりは、お釈迦様のお悟りに感謝を捧げるニュアンスですけれど)
さらにさらに。曹洞宗ではお寺によって接心会という、集中して坐禅に励む期間を過ごしたところもあります。12月1日から8日までの接心会を臘八接心と言い、曹洞宗両大本山はもとより、各地の修行道場ではどこもみな励まれたことと思います。
坐禅って、基本的には足痛いんですよ。。。
地方のお寺では年の瀬に向けて檀務が忙しくなってくるタイミングなので、朝から夜まで坐禅に励むというのは実行しづらいですけれど。でもやってるお寺もあるので、できないのは言い訳に過ぎず・・・
正太寺は先にも申したように、暮れのおときに精進しています。曹洞宗では日常生活は全て修行であり、修行は全て坐禅の如くに実践することが肝要です。暮れのおときもまた、坐禅の如くに勤めれば、イコール坐禅ということになりましょう。
見事な理論武装。
いやいや、理論武装が目的ではなく、坐禅の如くに勤めるようにと、自分への戒めです。気を抜くことなく、ひたすらに。
明日以降もまだまだ暮れのおときは続きます。成道の際のお釈迦様の心持ちは〜、などと想像しているとお経がどこかへ行ってしまいますから、気をつけて参りましょう。
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