書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

電子帳簿保存法改正についてのお勉強

電子帳簿保存法が改正され、来年の1月1日から施行されます。税務署長への事前承認の届出が不要になり、そのほか諸々の緩和策のおかげで、正太寺でもいよいよ取り組めそうになってきました。

でも、なかなか難しい。

例えば領収証を受け取ってから電子化するまでの期間が3日以内だったものが、2ヶ月と7営業日程度に延ばされたことや、電子帳簿に入力した人と別人による原本との照合が不要になったとか、今までかなり大変だった部分が緩和されています。

しかし、それによって不正やいい加減な運用を防ぐために、隠蔽や仮装などの不正行為があった場合は、重加算税が10%増えるとのこと。

意図しない不正であっても、それが悪質か悪質でないかは税務署が決めます。いい加減な運用であれば、悪意がなくても悪質と判断されてもおかしくありません。言い換えれば、ちゃんとやる気がなかった、ということですから。

いい加減であったかどうかも、税務署が決めます。自分ではしっかりやっているつもりだった、というのは通じないわけです。おそらくね。

でも、正しく運用すれば、証憑類の保管場所も不要になります。最低でも7年分は保管しないとなりませんから、正太寺ぐらいの小規模寺院でもかなりの量になります。それが節約できるのは嬉しい。

今一番疑問に思っているのが、PDFとかで提供された領収証とかは、PDFのままで保管しないといけない、という改正。今まではPDFを印刷したものをスキャンしても良かったのですが、元データをそのまま保管しなさいよ、というわけです。それはまあそうでしょう。

ただ、ネットショップなどでは、ブラウザに表示されたものを印刷してください、というケースも多いです。Amazonもそういう方式ですね。この場合は印刷したものをスキャンするべきなのか、紙に印刷せずに直接PDFとして出力したものを保管するべきなのか。

理想は、1月までに各ネットショップが、PDFでの提供に切り替わってくれること。それが一番悩まなくて済みます。

とは言えそれでも電子保存に踏み出すには、不安がつきません。

現在、経費管理や請求書管理のクラウドサービスを提供している株式会社コンカーさんが、「【 令和3年度税制改正対応 】 領収書・請求書 電子化完全ガイド」というPDFを公開中なので、それを読んで勉強しています。何かの記事で見かけたんですけれど、どこの記事だったかな・・・

www.concur.co.jp

来週にはクラウド会計サービス「freee」を提供するfreee株式会社も「【決定版】ゼッタイわかる! 電子帳簿保存法改正の完全解説セミナー」をオンライン開催します。これも無料。

Youtubeでも「税務研究会チャンネル」さんで1月にすでに解説の動画をアップされてますね。

www.youtube.com

これは40分弱なので、明日にでも見ようかな。

正太寺ではfreeeを利用していますので、freeeのセミナーが一番期待しています。freeeを使う上で、電子帳簿保存法に則って適切に会計処理するためにどうしたらいいかが分かるはず。どこまで理解を進めても、結局ここが分からないと不安が払拭できません。

セミナーで言っていることが理解できないと困るので、事前学習をしっかりしておかねばね。【 令和3年度税制改正対応 】 領収書・請求書 電子化完全ガイドは93ページもあるのでその数字を見ただけで挫折しかけていますが、ただこれは改正点についてだけではなく、全体を網羅していますから、一読するだけでも価値があるはず。

小説なら93ページなんてあっという間に読めるんですけれどねぇ。頑張りましょう。

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