宗務所に置き土産してきた受付システムの不具合が発生し、急遽改修作業を行いました。久しぶりにMicrosoft Accessを起動して、Visual Basic for Applicationsのコードを眺めます。
それまでは、今日ここまでの疲れがすでに満足感を得ていて、残りの時間はのんびり過ごそうか、などと考えていたのですが、自分の作ったプログラムで誰かが困っているとなると、力が湧いてくるものです。
しかしなかなかに改修は厄介でした。原因の発生している箇所はすぐに思い当たったのですが、なぜこんなコードになっているのか、書いた本人が納得できないんです。コメント行も多めに入れてあって、何をしているかもちゃんと書かれているのですが、じゃあなんでこのコードになるんだよ、という具合。
あるべきコードに書き直し、データベースを直接修正し、あるべき姿を実現するまでに1時間半ほどかかりました。なんであんなコードだったのかなぁ。
どう見てもやっつけ感のあるコード、とりあえず実験のためにこうしました的な感じで、開発中としか思えないんですよね。よく今までこれで動いていたなと思うと同時に、何かのタイミングで最新ファイルと古いファイルを取り違えて、開発途中のファイルでその後の開発を進めてしまったのかなぁ、と考えています。それぐらいしか原因が思いつかない。
いずれにせよ、最初にこれを作ったのは15年ぐらい前。宗務所に入って割と早い段階で取り掛かり、半年ぐらいかけて開発したものですが、その後も少しずつ機能を増やしつつ、退職するまでデバッグを続けていました。
バグはほぼ取り切ったと思っていたのですが、その後も2度ぐらいは手直しをしたように思います。今回ので最後になるといいんですけれど。
宗務所で受け付けて宗務庁へ送る作業。手作業で完了させられるのは私と一緒に書記を務めた先輩と後輩、私と合わせて3名が最後の世代。それ以降は私が作った受付システムを利用した方法しか引き継いでいません。一応、偉大な先人の残した手作業でのマニュアルも残されているはずですが・・・
そう思うと責任の重さに身震いしてきますね。そろそろ、VBAが分かる人が後輩に現れないかなぁ。
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