書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

カメラテスト完了

緊急事態宣言が出た初日ですが、秋に修行される晋山結制の習儀(いわゆる練習)に行ってきました。

(関係各位お疲れ様でした。感染症対策で参加人数も極限まで絞り込まれていて、これならデルタ株でも大丈夫、と思える状況でした。)

私は弁事父 兼 受付 券 記録というややこしい配役なのですが、当日は記録係に注力する腹づもり。受付の仕事は一緒の配役の方に最大限頑張ってもらって、一人しかいない配役の記録係を頑張ろうかと。

なかなかうまくいかないのは承知の上です。あくまで腹づもり。

さて、記録係の大切な準備として、現場でのカメラテストがあります。特に今回は少し古いお寺用カメラと、昨年買った性能はちゃんとしている自分用カメラ、当日どちらを使うかという判断をしなくてはなりません。

普通に考えたら経費で買っているお寺用カメラを使うのが当たり前なのですが、各部が加水分解でベトつくようになっていて、使っていて大変不快なのです。

修理に出すのしても、後継機が値崩れしていれば新品で買えるほどにはお金がかかりそうなので、かなりの悩みどころ。買った時にすでに型落ちの底値で買っていますから、その当時からちょっと大きな修理に出すとすぐに購入価格を超えてしまうという状況ではありました。(加水分解を自分でなんとかしようとしても、今までことごとく失敗してきたので、今回は挑戦すらしていません)

幸いそういう故障は今までなかったのですが、最近出番がなくて使っていなかったら、ベトついてたんです。拗ねたんでしょうか。かわいいやつめ。

しかし、自分用カメラと比べると、発売が約2年前とはいえ性能的には最新機種とも遜色のない機種なだけあって、何から何まで劣ってしまっています。切ない。

そして想像よりも明かりを取り入れられない本堂内の撮影でも十分な写りをしてくれました。さすがに感度が3200とかになるので若干のざらつきは感じるのですが、L判相当のサイズで見たら全然分かりません。12インチのiPadで拡大表示したら気になる、というレベル。全く問題ありません。

僅かにピンが甘いので、これはたぶん撮る瞬間に私がブレてるんじゃないかな、と思います。あとは動いている被写体にはちょっと弱い。

ピンボケを減らすべく、被写界深度を深くして、シャッタースピードは速めに。そして感度は高感度に固定。フルマニュアル設定での撮影でした。そしたら露出は自動で変化するんですよ。知らなかった。

後はレンズが必要。今持っているのは、本体とセットになっていた45mm単焦点のレンズ。このレンズでは本堂内の全体を俯瞰して撮ることができません。以前の日記にもさらっと書きましたが、必要なレンズがネットの最安値でも9万円するんです。そして中古はまだ全然無いみたい。あってもさほど安くなってないでしょうし。

9万円か・・・

お寺には今余裕がないので(ここ数年で余裕があったことは無いが)、自分用のカメラだし自分のお金で買おうかと思うのですが、そうすれば趣味としての撮影にも使えるし。とはいえ9万円なんてそんな簡単に捻出できるわけもなく、さて、どうしようと。秋までに何とか買えればいいのですが、買えなければベトつくカメラを使うしかないかな。

カメラがないわけではないので焦りはしませんし、ベトつくようになってしまったカメラでは晋山結制の写真をかなりの枚数撮ってきたので相棒感もあります。まあしかし、より良い写りを知ってしまうと、良いカメラで撮りたくなってしまいますね。自分のための写真でないことがさらにそういう想いを強くさせます。

さて、どうしようか。カードの分割払いに手を出すのか・・・?

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