書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

2本の虹で、心の状態を知る

夕方、白須賀の海岸で家族でマクドナルドを食べていると、虹が現れました。

家族大騒ぎで写真を撮ったりなんだりしていると、いつの間にか虹が2本に。

たまにありますね。なんだかラッキーな気分になれます。気分が良い時には良いことも起こりがちなので、良いことあると良いんですけれど。世の中そんなに上手いことはいきませんから、油断しないこと。

私も急いで写真を撮って、インスタグラムに投稿。そこから自動的にFacebookTwitterにも。

見ていて気分のいい写真は、いろんな人に見てもらいたい。

そして案の定、私が投稿するまでもなく、ネットの中は2本の虹で盛り上がっていました。このあたりに住んでいる人が炙り出されている気もします。

帰り道、まだまだ虹は出続けていましたので、そこかしこで空に向かってスマホを構える人を見かけました。とあるショップでは、店員さんとお客さんと思わしき人がみんなでお店の外で構えてました。楽しそうでしたね。

他人の楽しそうな姿を見て、自分も楽しそうと思えたなら、それはとても幸せなことです。

反対に、他人の楽しそうな姿を見て、そのことが自分を貶めるような感覚に陥ったなら、精神状態がかなり不安定です。坐禅するのもいいですが、その前に心療内科へ行ったほうがいいかもしれません。

お医者さんに診てもらうのは何にもおかしいことではありません。せっかく専門医がたくさんいらっしゃるんです。そして、保険診療の充実した日本にせっかく住んでいるんです。どんどんお世話になりましょう。

ちなみに、これは曹洞宗だけかもしれませんが、修行がひたすら過酷ですので、精神的に弱っているから修行して鍛えようなんて思ってはいけません。逆効果です。心身ともに健康でなければ耐えられません。健康であっても壊れてしまうこともあるぐらい。

次に2本の虹を見たときに、もし素直に楽しい気持ちになれなかったら、もしかしたらあなたの心は弱っているのかもしれません。自覚するのが大変難しい状態ですから、専門家に診てもらうのが一番です。それで何もないのであれば、一番良い結果ですよ。

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