書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

どんよりとした空気に包まれていく

いよいよ東京が感染拡大の様相を見せてきて、テレビ報道も急に自分ごととして内容が編成されるようになるのかな、なんて感じています。日本国民の10分の1以上が暮らす街ですから、全国放送している番組でも東京中心になってしまうのは仕方ないと思いますけれど。

でも、全国放送がそうした雰囲気になると、日本中が一気にどんよりしてきます。影響は大きいですね。せいぜいその影響力を正しく使って、感染拡大抑止に貢献してくれることを願っています。

首都圏積雪とか、台風報道が本格化するタイミングとか、あまりにも東京本位の普段の放送を見ていると、ただ騒いで終わりそうな気もしますけれど。首都圏は、ちょっと出かければどこに行っても人がたくさんですから、混雑していないとこへ行こうとしたら家の前から車に乗って郊外へ行くしかないでしょうから、混雑を避けるには事実上、自宅にいるしか方法がないと思います。

その点は湖西市のような田舎は助かります。どこへ行っても人がいない…

ずっと家にもいられないので、人がいないところを狙って出かけたりしています。白須賀の海岸で車に乗ったままマックを食べたりとか。人がいないので外に出ても良いんですけど、寒い…

だいたいこういうところを避ければ感染を防げるという情報が、だいぶ整いました。専門家会議の呼びかけは、屋内で人が大勢いて1時間とか2時間とか会話をするような場所には行くな、そういう場を設けるな、簡単にいうとそこに集約されてきます。それ以外の場所での感染は、非常に少ない。

クラスター感染を起こす場所でどうして感染力が高まるかがもっとはっきりしてくると、感染防御と経済活動の両立がしやすくなってくると思いますが、それにはもう少し時間がかかるでしょうか。それまで医療崩壊を起こさないように、とにかく大勢が一度に感染してしまう機会を徹底的に減らすしかありません。東京は医療崩壊までカウントダウンが始まっています。だから慌てているわけですが。でも、いま慌てても、潜伏期間をクリアするまでの間は効果が出ないというのが辛いところ。

いずれにしても東京の人はもう出歩いちゃダメな世界になってます。経済回すのは残りの10分の9の人たちに任せて、東京を崩壊させないためにジッとしていてくれるとありがたい。

というようなことをテレビ局がちゃんと報道してくれたら良いんですけどもね。