書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

リツイートが10を超えるって嬉しい

Twitterは2007年からやってるんですよ。日本でネットの新サービスへの感度の高い人たちが使い始めたのがその年の確か4月。私が始めたのが11月。結構な古株になります。サービス開始が2006年7月ですから、お坊さんとしてはかなりの感度を持っていたことになります。えへへ。

そんな人間なのですが、今まで多くの人に伝わるようなことは一度も書けずにいました。それが今日、夕方時点で71リツーイト、いいねを111ももらっちゃって浮き足立っています。嬉しい。

タイムラインに表示された回数は合わせて7,952回。リツイートされる効果は大きいですね。いろんな人の目に触れたはずで、ロウソクをLEDにすることに、多少でも理解が広まると嬉しいです。

ずっと前からの持論ですが、便利なものはどんどん使うべきです。線香だって便利だから使ってます。線香は古代インドにはすでにあったそうですが、日本に伝わったのは室町時代には伝わっていたと思われる、という程度ですので、日本においてはそれほど古いものではありません。

線香がなければ別のものを使っていたでしょう。ロウソクだって同じ。長時間灯りをつけておく道具です。いろいろ理由づけがされていますが、結局のところ、灯りなのです。その灯りが大変貴重であったから、灯りとしての意味以上のものを昔の人は見出していただけで、どこまでいっても灯りなのです。

だからLEDでも、もっと言えば仏壇のロウソクでなくても部屋の蛍光灯でも良いのです。灯りがあれば。

お経を読んだりする儀式の時に、灯を灯すことが重要であって、ロウソクにこだわる必要はありません。物事の本質を見極めて、執着をしない。それが仏教なのですから。

自分がお仏壇にロウソクを灯すことに拘った結果、火の始末を心配する家族と喧嘩になったとします。それって、良いことですか?仏教のためによくないことが導かれては本末転倒です。

ただ、こうした理解を誰かに押し付けるのもまた、軋轢の元です。日本における伝統仏教教団の多くが仏教の押し売りをしないのは、これが理由です。相手が求めてこない限り、押し売りにしかなりません。押し売りでは身につきません。かえって良くない結果を生むだけです。

とはいえ離れて暮らす高齢の父母がロウソクを使っていると、心配になるのもよく分かります。一度火が出れば近隣にまで被害が及ぶのは確実。そうした心配も加わります。やはりそこはお寺の出番だと思います。菩提寺の御住職に協力を仰ぐのが良いと思います。それが難しければ、喧嘩にならないように、少しずつ、例えば正太寺の位牌堂はLEDロウソクだとか、正太寺では大きな法要で使う蝋燭も半分近くがLEDになっているとか、正太寺のことでよければ実例として出してもらって、お寺が使ってるならお仏壇でも使って良いのかな、と思えるように話し合ってください。

心配だからこそ、すぐにでもLEDのロウソクに変えたいという気持ちは本当によく分かります。今日はダメだって、次のチャンスを待とう、そう言った次の日に火事になったりでもしたら、悔やんでも悔やみきれないでしょう。

ですから、これは時間がかかることだと覚悟して、すぐにでも行動に移しましょう。ちょうど多くの地域でお盆シーズン。話題にしやすい季節です。

ちなみに、正太寺で使っているのは、ルミナラという商品。高いですけれど、本当に火がついているように見えますよ。別売りですがリモコンもあります。電池交換が必要になるので、そこがちょっと心配なケースもあるかもしれませんが。その点を除けばおすすめです。お仏壇用なら一番小さいサイズで十分な大きさです。太いですから。

www.kameyama-candle.jp

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