毎年恒例の弘法様のおまつりがやってきます。曹洞宗のお寺ではありますが、弘法様も本堂にいらっしゃる。裏山には檀家さんの寄進を募り、石像を八十八体+αの弘法大師ミニ霊場も構えています。
ただ、コロナ禍のために今年はご祈祷をお勤めするのみです。
例年のメイン行事はミヤマ団子のふるまい、無料のお茶席。お寺の運営ではありませんが、有志による手打ちそばの販売もあります。それら全部、コロナ禍において実施が難しいものです。
プロが出店を出すならば徹底した管理が出来ますが、檀家さんの中から役に当たった方々で運営します。なかなか難しい。そんなこんなで、今年はご祈祷だけになりました。
総代さんに付き合ってもらって、お経を読み、檀家さん各家の家内安全を、業者さんの商売繁盛をご祈祷します。改めて申し込みを受けるのも人との接触が増えるということで、昨年申し込まれた方全員をそのまま今年もご祈祷します。
祈祷料としてはいただかず、それでもお布施したい方は弘法様にお供えくださいとお手紙したところ、すでに何人かの方がお布施をあげてくださっています。
今回は、檀家さんの求めに応じてというよりも、お寺の勤めとしてご祈祷をしますから、簡単に言えば私が勝手にご祈祷をするだけのことなのです。それにも関わらず、お布施の修行でお付き合いをしてくださる方がいるんです。
こんなありがたいことはなかなかないですね。ご祈祷により気合いが入るというものです。
いつもなら明日は一日準備に費やすタイミング。それがほとんどやることがないというのも物足りないのですが、そこは気持ちを整えて、お檀家さんの気持ちに応えたご祈祷を勤めようと思います。
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