書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

水泳記録会を見に行ってきたわけですが、やっぱりダウン

娘が出場する水泳記録会を見に行ってきました。特段速いわけでもなく、原則全員参加の大会です。大会の雰囲気が味わえる貴重な機会ですが、本人は緊張するからきっと嫌でしょうね。速い子ならともかく。気持ちはよく分かります。私も運動会なんか消えてしまえと思っていました。

私の頃は第二次ベビーブームの最終盤ぐらいですから子どもの人数もやたら多く、部活動もいろんな種類がありました。私はミニバス部に所属していましたが、人数が多すぎるため練習時点で3チームに別れていて、私はその最下層。毎日外を走って帰るだけという、もしもミニバスが好きだったならなんとも惨めな状況にあったと思うのですが、好きでもなく他の部活よりは嫌いじゃないというだけの理由でしたから、なんの苦痛もありませんでしたね。運動場の外周や学校の周りを走る小学生にとっては長距離コースです。あのおかげで、長距離走へのアレルギーがなくなったのだと思いますから、私にとってはいい経験でした。

そして当然、普段はミニバスの練習はしていませんから、大会になったってお呼びはかかりません。そもそも応援にすら行きません。会場に入れないほどに人が多かったんでしょうね。当時はそれで親も文句は言いませんでしたし、私ももちろん文句はありませんでしたし、そもそもいつ大会に行っていたかすら知りません。友達が出場していたにも関わらず、全然興味はなかったです。大会の存在すら知らないんですから興味の持ちようもないですよね。先生はまさかそんな児童がいるなんて想像もしていなかったかもしれませんが、外を走っていた子はみんなそうだったと思います。

大会出場という舞台を経験したのは、中学校で所属した吹奏楽部が初舞台でした。すごく緊張したのを覚えています。あんなに女の子の多い部活にいたのに、なんで女の子と接するの苦手なのかなぁ。

今の子どもたちは、幸か不幸か、小学生時代にしっかりとこうした経験を積むことができます。部活に全員参加が暗黙の了解である時代が続くうちは、大会への参加というものからはなかなか逃れられませんから、緊張への対処の仕方なんかを学ぶ上でも、いいことかと思います。他の学校も多分みんな参加なので、速い子もいますが当然速くない子もいます。いろんな子がいるから、速くない子でもなんとか気持ちを保てるのではないでしょうか。泣いちゃう子も当然いるでしょうけれど。頑張れ。この先もっと泣きたくなることがたくさん待ってるから。ちょっとずつでも強くなろう。

その繊細な気持ちを持ったまま大人になることはとても良いことだと思いますけれど、今の世の中はなかなかそれを許容してくれないですよね…

娘の出場のタイミングに合わせて出かけたものの、なんだかんだ1時間半ほど外にいたら、午後から活動不能でした。昼食を食べるところまでは良かったのですが、食後倒れるように寝てしまい、一度目覚めたもののしばらくして今度はベッドで本格的に寝てしまいました。目が覚めた時には大会を終えた娘が帰ってきていました。何時間寝たんだ…

駐車場から会場までの10分ほどの移動時には日傘をさし、出場待ちの間は日陰で風の通るところにいたのにも関わらずこの体たらく。昨日も急な暑さに対応できずにエアコンを利用しているにも関わらず終日体調優れずでしたし、一体どうやってこの夏を乗り切れば良いのでしょうか。よく去年はこれでお盆を乗り越えられたよなぁ。不思議でなりません。