書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

久しぶりに吹奏楽のコンクールを

息子が吹奏楽部に入ったので、夏の大会のコンクールを聴きに行きました。時間に追われていて、到着したのが息子の出番の一校前の演奏がはじまるタイミング。ギリギリと言って過言ではない。

部員数の関係で、息子はまだ本命の楽器の練習には本格的に取り組んでおらず、夏の大会まではパーカッションの一員としての登壇です。今日の結果は明日の夕方まで分かりませんが、最近は県大会への出場歴はあるのかなぁ。かくいう私も吹奏楽部でして、地区大会止まりでした。あの頃は地区大会に出る前に、もう一つ大会があったような・・・

もう朧げな記憶になってきていますが、全体的に暗い雰囲気で記憶している中学時代の中でも、吹奏楽部での記憶だけは常に明るい雰囲気を纏っています。ステージで見上げだスポットライトはいまだに忘れません。あの光を浴びなければ、人前でお釈迦の話を伝えるなんてことはできなかったかもしれません。

最後、わずか2小節のソロが上手くできなかったのは今でも心残りです。地区大会の前の大会ではすごく気持ちよくできたのになぁ。

ん?県大会は出てないよな。アンサンブルでは出れたけど、小編成では出てなかったと思ったけれど。たしか。静岡まで土砂降りの中バスで行って演奏してきたのは、あれはなんだったっけかな。別のコンクールがあったような。

3年生の8月の第一週ぐらいまでは部活をしていた記憶があるので、自分がなんの大会に出たのかよく分かりません。

それはともかくも。人数を絞り込んで小編成の枠に収めていた30数年前とは違い、両手で数えられるほどの人数しか在籍していません。3年生が抜けたら本当にひと桁になってしまいます。小編成は諦めてアンサンブルに全力投球でも良いような気もしますが、生徒はきっと、小編成でやりたいだろうなぁ。

自分語りはいい加減にして、息子は曲の最後の方でシンバルをジャーンと鳴らしていました。あれは美味しいところを持って行ったなと。高校まで続ければ一生の楽しみにもできると思いますが、さて、三年生のみんなはどうするのか。私は中学止まりでしたが、高校でいい出会いができたらいいなと願っています。

息子もどうなるのでしょうか。どうしても吹きたい楽器があって、私もその気持ちに答えたくて楽器を買いました。だから息子の手元には卒業してもその楽器が残るんです。続けようと思えば、部活に入らなくとも続けることはできます。小型な楽器だから持ち歩きもしやすいし、ギター和尚がいるように、吹ける和尚がいても面白い。

ただ、演奏者はお金を稼ぐのには向いてないですからねぇ。演奏して収入を得られる人は、本当にうまい、すごい人ばかりです。有名楽団に所属するだけでも大変なのに、それでも収入は生活に苦労するほどで。和尚をやっている場合ではないですし、それで人生が充実していれば、世捨て人とも言える僧侶の道に進む理由も無くなってしまいます。ああどうしよう。

はい。そんな心配を今からしていも仕方ありません。親としては好きなことと勉強と、上手く両立できるように応援するのみです。楽しい中学時代の記憶となりますように。

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